物の値段、ファッションや音楽の流行、そして人間の心。
最近、日本人の基準が「安物志向」にあるように思える。
食品などを買い求める際に「1円でも安く!」という気持ちは判りますが、その売り場に人が群がると離れたくなります。
音楽なども、日本の音楽の流行は「幼児性」が高いものばかりになってしまい、歌番組など「学芸会」レベルのタレント(歌手やミュージシャンでは無い)で、司会者も音楽を理解していない「お笑い系タレント」さんがやってたりします。
ファッションも、流行のものに「品」が感じられません。
女性のミニスカート、生足で足を組み、電車の中で化粧をする姿を見た外国人が、「日本はコールガールが多いですね~!」と言っていた。
日本人の生活の基準が、低いものに基準を置く事に慣れてしまっているように思われる。
「燐」という言葉があるが、今やそれは死語とも言えるのでしょう。
「燐」とした品が生き方の中から忘れ去られている今、大人達が毎日のように頭を下げる姿が報道される。
生活の質の低下は、社会全体を覆っている今、「燐とする自分」「流されない自分」を作り出しておく事が大切なのではないだろうか?。
安物に慣れてしまうのは恐いことだと思うのだが...。