健康100話（361）：同調主義

日本人の気質なんだろうけど、「皆と同じ」を好む傾向が強い。
ファッションであり、持ち物であったり、極め付けが健康状態である。

年に１度の健康診断を、なんだか強制的に受けさせられている事に、反発もせずむしろ好意的に考えている。

そして出てきた結果は、「全国平均値に合致」していると安心し、外れていると「再検査」もしくは投薬となる。

これらは、私たちが無意識に「同調」する事が正しいと刷り込まれているような氣がするのだけどなぁ…。

先に書いたが、人の身体には「個体差」がある。
身体の持ち主が、自分の身体を把握していないから個体差を認められない。

個体差を認めるには、何度も悪い状態を経験する必要がある。

若い時は失敗しろ！。
若い時は自分探し！！。
などという言葉を見聞きするが、要は「土台」づくりには悪い状態が必要だという事。

悪い状態を繰り返す事によって、自分の身体を把握できるのだから、健康診断によって全国平均値に合致するかどうかは、実は健康づくりとは関係が無いと思うのは私だけなのかな？。