ちょっと整理をしていたら、こんな写真が出てきた。
新日本丸の進水式の写真。
進水式は、昭和59年2月15日(金)に、
住友重機械工業浦賀造船所のドックで行われた。
当日は浦賀市内の小中学校は午後休校になっていたと思う。
確か午後からの式典だったと思ったが、どんより曇った寒い日だった。
当時皇太子妃であった現在の皇后陛下の美智子様が、会場に到着され、
いろいろなセレモニーのあと、美智子さまが斧を打ち下ろすと、
シャンペンの祝福、くす玉の祝福のあと、船体はゆっくり船台を離れ、
海の上へと滑って行った。
この後はわいわいとしていたが、横浜で飲んでいて、
帰るころには雪が降り出して来た。
式の途中で雪が降らなくてよかったなあ・・・・
今にして思えば懐かしいし、とても寒かったことが印象に残っている。
こちらの写真は当時発行された新日本丸の公式とも言える写真集
『帆船新日本丸』:中村庸夫写真集 読売新聞社発行
文章は船長の田辺穣氏によるものです
浸水式は船舶がまだ完全に出来上がった状態ではない、と聞いたような気がします。
昭和の終わりのころの造船不況のころからは、
滅多になかったような気がします。
船は進水式に時点では、極端に言うと外側だけの工事中です。
そのあと船舶艤装がなされるんですよ。