eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

高圧絶縁抵抗測定

2011年11月03日 | eつれづれ
別の事業所での高圧絶縁抵抗測定値は1kV.1MΩあればOKと言うけれど、今回は6MΩ程度しかなかった。直流絶縁診断装置は持参しなかったが3kV程度印加し漏れ電流グラフでもあれば大凡の傾向がわかったハズ。高圧絶縁抵抗測定値もアテにならず、毎年、数値は変わる食わせ者の様だ。報告書には低い傾向なので様子見る...これが一番。


定期点検での1コマ

2011年11月03日 | eつれづれ
定期点検にて検電器で確認(電位無)して音声検電器とフック式を、そのままDS1.2次側に引っかけておく。短絡接地はVCB1.2次側に行う。これでも感電事故ならショウガナイ。
(ここまで来るには、PAS開放から始まりPAS本体の切レバー倒れ確認、計量器画面の停電マーク確認、高圧受電盤の電圧計0、低圧盤の電圧計0、変圧器唸り音無し、DS等の検電器で三相とも確認(電位無)、短絡接地取付、作業開始の指示)。くれぐれも並行作業はしない事、事故のもと。

オムロンの整定値、過電流継電器試験を実施する。

200%試験の限時時間は1.462秒。

300%試験の限時時間は0.589秒

エクセルで計算した限時計算値とは一致しているので正常と判定。

訳の判らない電気主任技術者なら数値だけでOKだがゼネコン電気技術者などはJIS.根拠云々データ提出も要求される...何も判らない事業所への報告書など関係ないが?!。下図はエクセル計算を表式にしたもので適宜、入力電流、タップ値、時限を変更すると結果の秒が出る。



試験器の補助電源コメント

2011年11月03日 | eつれづれ
双興電機製作所OCR-40LTRV試験器についてコメント投稿ありましたので実際に、やって確認しました。コチラも過電流継電器試験以外に使用せずコード類もそのままで2セットありました。(DGR.VR試験用、但し位相特性試験は出来ない)

結論は試験切替OCRにするとDGR.VRの補助電源は出力しない。よって別の100V電源を別途に用意する事になる。

画像左側はDVR.VR試験時に使用する補助電源と電圧確認用テスター。