eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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VT.LA内蔵PAS焼損

2011年11月29日 | eつれづれ
よく、素人電気技術者??が(VT.LA内蔵PAS)AC耐圧試験等で受電後、ドカーンと波及事故を起こす...PAS内蔵のVT(SOG制御電源用)容量は僅か30VA程度の小さい物。3本、一括で無く1本ずつ印加した場合、高圧ケーブル等のIc(対地静電容量成分電流)を介しての循環電流でコイル焼損する憂き目に...絶縁抵抗測定など問題無し。当然、SOG電源は試験器より入力するので気づかずPAS側は6kV受電してからドカーンとくるハメになる。
高圧ケーブルが長いと、どうしても耐圧トランス容量の関係でケーブル単芯試験になる...直流耐圧試験は長さなど関与しないので便利だ。

因みに30VAの電源容量VTに流される高圧ケーブル38sqの長さは4mとなる。現場的には4m程度の高圧ケーブルでも電圧が高い(AC耐圧試験)のでIc(対地静電容量成分電流)は多く流れ、決してPAS+高圧ケーブル単芯での試験はしない事。リスクを考えるとPASと高圧ケーブル分離させ耐圧試験を行い、つないでしまった時でも外させて実施する事。まして電力貸与品など一緒にかける必要も無い、余計なこと...他人の財産(当地の場合)。SOG電源を試験器から入れ更にP1.P2接続して高圧側、三相短絡中...素人が考えてもVT焼損パンクするのは当たり前。これではメーカー試験出荷も何も成らず性能確認、受入試験と称し壊しているダケの様だ。
エクセル計算の-14.2Aはリアクトル必要ないのに無理矢理??入れた場合の電源電流で、これも何のためにリアクトルを挿入したのか訳が判らなくなる例でIc(対地静電容量成分電流)が耐圧トランス電流(例150mA)よりオーバーした場合にL電流で相殺されて電源電流が少なくなり効いてくる?!リアクトル入れても完全に相殺されるワケでも無い。

丸八真綿は2倍、2倍と高見山関がPRしていたが直流耐圧試験はAC耐圧試験電圧の2倍を印加。イマイチ意味が判らないので深く考えず...新規の高圧ケーブルはガンガン2倍印加してもOK。他はバカ正直に印加してパンクさせては...トホホとなるので納得させた上で適宜、適当に...こんな不貞??は教科書にはアリマセンので。