eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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よりそう+シーズン&タイム契約50A...まだリレー動作の警報は出ない。

2024年11月09日 | eつれづれ

電流計R.N相振り切れ状態。

電流を計測している過電流継電器は5.5Aの表示となったが、まだリレーは動作せず負荷減の警報も出ていない。

よりそう+シーズン&タイム契約の制限ブレーカは50A契約。片側25Aなので120%過負荷。

教科書的は、N相に流れる電流はR/T相の差電流が流れる計算...これで判る事は

① この条件成立は双方とも力率100%負荷であること。

R/T負荷電流、双方を力率100%としてみるとN相電流は35-8=27Aとなる。

実際は32A流れているので5Aの力率損失が出ている...これは力率低下すると100%電力を注ぎ込んでもムダな何もしない電力を消費している事になる。

よって、力率は100%近くにキープ...低圧進相コンデンサ、高圧進相コンデンサで遅れ電流を進み電流に変える理屈となる。

この電流計での例えはgoodの様だ。

それでは太陽光発電パワコンの出力調整の原理は...日中パネル100%出力して低圧200V三相変圧器二次側に送り出して連系している例。

太陽光発電使用前自己検査確認パワコン負荷遮断試験等は出力25%-50%-75%-100%調整があるが...あるノーテンキな保安管理技術者が言っていたが、まさか、屋根に上りパネルにシート被せて出力ダウンさせるとか...。今の先端パワーエレクトロ技術なら、無効電力制御でやれるぞ。

技術的な説明出来る方はコメントしてみて下さい...以前のブログにUPしていたと思うが...。

 

上の写真実例、電流計指示を入力。

N相の電流を読み近傍にするには力率を、この程度変えなければ成らない。

これで判る事は

① N相の電線はR/T相と同じ太さにしないとNGである...何も差電流だけが流れている事はない。

② 実際は常に変化しているのが常なのでメーター読みもエクセル計算を理解して管理する。