eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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方向性SOG制御装置に零相電圧(Vo)と零相電流(Io)を試験器より入力して...これから検証STする。

2024年11月18日 | eつれづれ

   

入力するのは判り易い様に100V.1Aにする。右は同相カーブ。

3電力はP:有効電力100W.S:皮相電力100VA.Q:無効電力6var、PF:0.996(同相)表示。

無効電力は計算上は0varだが6varの表示。

 

電圧と電流の同相ベクトルグラフ。

このエクセル計算式を元に位相を±に変えて、この通りの測定数値になるのかを、まず確認してみる。

方向性地絡継電器(DGR)の位相特性グラフ。

動作範囲は自社での地絡事故と判定し、範囲外は零相電流(Io)の向きが異なる他社の地絡事故となる。

ここで疑問が出なければNG技術者...何故+位相だけ90°以上進みの継電器整定範囲なのか?。

検証が進むとQ無効電力はS皮相電力が回路に注ぎ込んでいるにも係わらず位相±90で0varとなり、このパワーは何処に行ったのか。高圧受電盤の休日など電流は三相20A流れているのに電力計は0指示...何が負荷となっているのか考えてみる。

共立電気計器(株)電源品質アナライザKEW6315+電流クランプ8145使用...過日、ヤフオフ出品したが、吹っかけたので?落札ならなかった...梱包バラして取り出してみる。

他に(株)双興電機製作所DGR-3050CK使用

この基本3電力~現場の方向性地絡継電器(DGR)との関係は机上の基礎理論と現場試験データの整合性他...多くのテーマが山盛りに出てくる。

PASの方向性SOG制御装置と方向性地絡継電器(DGR)の原理は同じなので置き換える。