昨日、母親をいつもお世話になっている方の所へ送っていった。
その方はもう高齢なのだが、息子夫婦とは別れて生活していた。
すごいグルメで、テレビで「ここの○○は、おいしい」と聞くと、
すぐ全国からお取り寄せしているのだ。
息子が大企業の幹部なので生活も豊かなのだろう。
いつも色々いただいているので、母親の実家がある山形県から
そうめんを買って持っていった。
母親の定番のお返し物は「喜多方ラーメン」なのだが、
同じ喜多方市民にそれはなかろう。
だから地元の方へのお返しはいつもそうめんにしているのだ。
そうめんを届けて、さあ帰ろうというとき、
「ちょっと待って、これすこぐおいしいの」
と、ひとしきり母親に何か説明した後、紙袋を手渡した。
「いつもの、京都のお菓子かな」
と思って中を覗いてみた。
そこには「ひやむぎ」と書かれていた。
笑ってしまった。
そうめんのお返しがひやむぎかよ。
純粋に、おいしいからぜひ食べて欲しい、という彼女の気持ちだけは
伝わったけどね。