今回は知名度では会津で横綱クラスのお店です。
そば関係の本、雑誌には必ずと言っていいほど、載ってるお店です。
桐屋さんは権現亭と夢見亭があり、今回は権現亭に行きました。
それぞれ定休日が違っており、必ずどちらかが営業しています。
「そんなに有名なら最初に桐屋だべ、あべちゃん」
と言われそうですが、有名すぎるが故かえって後回しにした感じです。
場所は、神明通りの入り口にある会津若松郵便局の前の通りをを東に進みます。
すると大きなホテルが見えてきますので、その手前左側です。

さすが観光地のそば屋さんです、店内がお洒落ですね。

さて、何を注文するかな・・・うわー高い!
女将さんは一度に三つのそばの味が楽しめる”そば三昧”を勧めてきます。
そんじゃ、天ぷらつけて”天ざる三昧”にしましょう。

三つのそばの味とは、
飯豊権現そば(更科一番粉のみ使ったそば)
会津頑固そば(特別に状態のいい玄そばを選別し石臼で挽いた物)
会津のかおり(福島県が独自に開発した品種)
です。
なんか試されている感じ・・・・「あんたにわかる?」ってね。

飯豊権現そばは、コシが強いっていうかちょっと固い感じです。
会津のかおりは、うん、いつもの食べ慣れている感じ。
会津頑固そばは、うーん、どこが頑固なのかなぁ、よくわからない。
見た感じ、飯豊権現そばが一番先になくなるかと思いましたが、会津のかおり
でしたね。
あまり特徴がない方が、逆に箸がすすむ感じです。
つゆも最初ちょうどいい感じと思ったのですが、後で少し飽きました。
ちょっと甘かったのかもしれません。
普段は薬味はネギもワサビも何も入れないのですが、ここでネギを投入。
すると・・・あら、うまい。
薬味を入れるとうまくなるつゆもあるんですね。
天ぷらもまずまずでしたが、会津名産だという朝鮮人参のてんぷらは
すごい味でしたよ。
どんな味かって?
胃薬を食べてる感じです。うまいものではありません。
オマケの小鉢二つは、いりません。味もいまいちでした。
全体的にはそばの量もけっこうあったし、天ぷらもおいしかったですよ。
まぁ、2540円のそばですからうまくないと困るんですが・・・
弁当屋さんの幕ノ内”松”が豚汁つきで800円の時代、そばに2540円も
出せるかって話ですが・・・どうなんでしょうね。
よく私も”安い”と書き込みしますが、こうやって考えると手打ちそばも
けっこうな値段の食べ物なんですね。
これも”道楽”なんでしょうか。
で、お勧めしますかって話ですが・・・
観光で会津に行ったついでにうまいそばを食べたい、という方には
迷わず推薦します。
立地条件がベストです。
鶴ヶ城、飯盛山、東山温泉に近いです。
うまいそばを食べるために会津にいくぞー、って方には、他にも
美味しいそば屋さんはありますよ、って言いたいです。
わざわざ会津若松市までくるんだったら、山都くらい行けるでしょ?
って感じですね。
ちなみに、桐屋の大将は山都出身です。
だから山都のそば屋の会津若松店という感じですかね。
あっそうそう、お店にはもっとリーズナブルな値段のそばもありますよ。
安心してください。