すっかり恒例となってしまった、週末の佐賀七山・三瀬ドライブ。
走り慣れて来たいつもの道に、見慣れない真新しい看板が。
「赤米 今が見頃」「赤米まつり 開催中」
むむっ、なんだ、なんだ
好奇心を大いにくすぐられ、立ち寄ってみた。
爽やかな風にそよぐ田んぼの稲たち。・・・んっ色が・・・
ワインレッド~
これが、その正体、「赤米」。
今まで食べてばかりいて、稲を実際に見たのはこれが初めて。
緑や黄金に輝く田んぼもとても美しいけれど、一面が赤紫色に染まる光景もそれはそれは素敵な眺めだった。
穂の色の違いを利用して、田んぼには稲文字(というのか?)までデザインされていた。
(広角もパノラマ機能もないカメラでつくづく残念)2分割撮影。
「?米」
会場では、蒸したての赤米を杵でついた出来たてアツアツの赤米餅や、農家のお母さんの手作りの雑穀おにぎりなどが売られていて、どれもすっごく旨かった
体長が15cmはあろうかという大きなショウリョウバッタが元気良く飛び跳ね、たくさんのアゲハ蝶が彼岸花の蜜を吸いながらひらひらと舞い、風は爽やかで空気はすごく美味しい。
左手にはワインレッドに光る田んぼ、そして右手には海が見える・・・
この里山の美しい風景こそが、人間にとっての何よりの宝物だ、とつくづく思う。
毎週末この里山に来るたび、古き良き大自然が、疲れた心を癒し大きな活力をくれる。
九州に帰ってきて本当に良かった、と、心から感じる瞬間だ。
ところで、毎回立ち寄る(実はこれが大きな目的でもある)朝採れの野菜を農家の方がそれぞれ持ち寄って販売している直販所で、今回は珍しいものを2つ購入した。
「赤い実山椒」
赤い実山椒はともかく、この四角豆には驚いた。
なんて風変わりな面白い形なんだ。全体的に平べったい。翼みたいなヒラヒラがあって。
実はコレ、沖縄では「うりずん」と呼ばれているらしい。
おおっ、うりずんという言葉は聞いたことがあったけど、コレの事だったとは。
マメ科で、なんと美肌効果も高いらしい。ムフフ。
食べてみると、いんげんまめほどクセもなく、シャリシャリとした食感がなかなかイケる。
“エスニック風黒胡麻和え”にしてお昼のお弁当、そしてあひょの晩御飯のおかずで美味しくいただいたヨ。