とても大きくて温かな手に
力強くぎゅうっと包まれた時
“うん。このまま、信じる道を、思うやり方で、とにかく進んでみよう”
と、改めて強く思いました。
以前からなんとなく予感していたことがひとつ
本当に思いがけず
目に見えない不思議な力に導かれて
現実となった瞬間。
今の私にとってはまさに
最高のプレゼントでした。
単なる偶然とか、幸運とか
そんな言葉で終わらせてしまえば
ただそれだけのこと、なんだけれど。
目に見えない力に、心から感謝したい。
素直な気持ちで、そう思いました。
願いを叶えてくれて
本当にありがとうございました。
・・・幸せって、きっと、こういうことなんだろうな。
感謝の心を持つこと。
待っているとどこからかやって来るものではなく
自分で求め、心で見つけるもの、なのでしょう。
そういえば
私の好きな、御行の又市さんも、こんなこと言ってます。
『幸せなんてものはね先生、どっかにぽっかり浮かんでるものじゃねェや。今ここにあるもンでやす。ただ、それを幸せと思えるかどうか―ってことでしょうよ。』
(「飛縁馬」より)
続巷説百物語 (文芸シリーズ) 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2001-05 |
今回の思いがけない出来事は
あひょの胸の中にまた、密かな願望をもたらしてくれました。
遥か先を歩く大きな背中に
いつの日か追いつき
肩を並べて、話がしたい。
対等な立場で。
同じ方向に向かって進む同志として。
半分、野望ですけど
私が目指している仕事から見ると
今はちょっと回り道をしているのかもしれない。
けれど、この寄り道も、きっと必要な過程なのでしょう。
これが何にどう結びついてゆくのかはまだ全く見えないけれど
それさえも楽しみながら
今のこの流れが導くままに、目の前のハードルをひとつひとつ越えてゆくしかないなーと思うのです。