春の大型連休。同居人きょんくんが5月3日~5日まで珍しく休みを取れたため、2日夜の仕事終了後、そのまま2泊3日の北東北3県(青森・秋田・岩手)のバス旅行に行ってきました。
写真は、まず最初に訪れた「白神山地」で出会ったブナの木にぐるりと息づく新緑です。
季節は、東京より1ヶ月ほど遅い感じ。
春はこれから、という雰囲気でした。
(旅の写真をアルバムにしました。よろしければこちらへ)
きょんくんがずっと来たかったという白神山地。
私ももちろん初めてでした。
写真は、白神十二湖の中でも特に有名な「青池」
自然の作るブルーなのに、なんだかすごく人工っぽい?色合い。(青インクを溶かしたような・・・まさにそんな感じ。)
とにかく水が澄んでいて。
この写真も、岸と水面の境目が分からないでしょう・・・?
自然の配色の美しさに、次第に心身がほぐれてゆきました。
樹木(とりわけ落葉広葉樹)と苔類が大好きな私にとって、白神山地のブナ原生林は想像以上にとても心落ち着く、安らぎの場所でした。
まだまだ冬の色が濃く残り、ひっそりとやや淋しげな感じでしたが、一つ一つの木をよく見ると、あちこちで若芽の息吹が。
じわじわと包まれる、穏やかな自然のパワー。
無意識のうちに何度も深呼吸をしていました。
呼吸の度に、身体の中の「よからぬもの」が少しずつ抜けてゆくような、ゆったりとした気持ちに。
ふと見たきょんくんの表情も、なんだかとても穏やかでした。
さて。元々このツアー、「東北五大桜」を堪能するためのものでした。
実は今年はなんとなくタイミングが合わず、東京での桜を満喫しないまま春を終えた私達。
この旅は、私に内緒できょんくんが見つけて申し込んでくれたもの。桜欲求不満を半ば諦めていた私には思いがけない素敵なプレゼントでした。
この可愛いピンクのかたまりの写真は、弘前城で出会った桜です。
弘前城のお濠から見る岩木山。
ただただ見事、です。
これは盛岡の「石割桜」
文字通り、大きな石を割って大きな枝を広げる、桜の老木。
岩手公園から盛岡市内を望む。
桜の海です。
上の写真(上)は、秋田・角館の武家屋敷の枝垂桜。(下)は、程近い桧木内川沿いに延々続く、桜並木。
とにかくすごい人出でした。まさに正統派観光地って感じ。
この新緑と桜の写真は、北上展勝地にて。
青森から移動してくると、同じ東北でも季節の移り変わりの早さの違いをひしひしと感じます。
行程は前後しちゃいますが、締めくくりは田沢湖でのワンショット。
いろんな青がとても綺麗。
全てバスで移動というハードさで、私の足は見事にいまだかつてないくらい浮腫み痛いくらい、というあまり嬉しくないオマケ付きでしたが、今回の旅では、あちこちで自然に包まれ、とても清清しい空気を胸いっぱい吸って、本当に良い気をたくさんもらった気がします。心身共に、軽く生まれ変わったような、そんな感じ。
「今度は是非、緑あふれる真夏の季節にゆっくりと白神山地を訪れよう!」
きょんくんと2人、新たな誓いを胸に、大自然あふれる北東北の旅を無事終えたのでした。