大根が、美味しい季節になってきましたねぇ。
週末に訪れる産直所でも
青々とした立派な葉っぱを繁らせたぴっちぴちの色白大根が目立つようになりました。
この時期は、トゲトゲして痛いくらいの新鮮な大根葉も楽しめて
もう、完璧野菜っ!うりうりっ!って感じです。
生で良し、煮ても焼いても炒めても旨い。
しかも安いっ。
ところどころ虫に喰われた威勢の良い葉っぱだけでも
あひょの料理心をかきたててくれる
ヨロコビの食材でございます。
ところで、大根葉。
あひょは、くずし豆腐と大根葉のピリ辛味噌汁がとても好きです。
雷豆腐風(?)の味噌汁。
材料は、木綿豆腐と大根葉と鷹の爪と胡麻油少々と味噌。
水気を切った木綿豆腐を手で崩しながら、薄く胡麻油をひいた鍋に投入。
豆腐の残った水分を飛ばすように炒めていきます。
水分がなくなり、ほんのり炒め色がついてきたら、次にざく切りにした大根葉を投入。
炒めます。全体に火が回って大根葉が少々しんなりしてきたら鷹の爪を。
出し汁を加えてひと煮立ちさせ、味噌を溶いて出来上がり。
ちなみに我が家はこの手の味噌汁の出汁は“いりこ”(煮干し)でとります。
ワイルドに、大根葉と共に投入し、出し汁と一緒に柔らかく煮立てて、そのまま具として食べちゃいます。うひひ。
鷹の爪の辛さが、ちょっと大人の味。身体もぐんと温まります。
それから、定番のふりかけ。
大根葉をざく切りにして、そのままフライパンへ。
油をひかず、大根葉だけを炒めていくと、結構な水分がじわーっとでてきます。
ここでまず、下味の軽い塩ふり。
なおも炒め続けると、やがて少しずつ水分がなくなってきます。
ここで、もう少々塩を投入。
で、ちりめんじゃこ、酒少々も加えます。
そのまま炒め続け、ほとんど水分がなくなったら、すりごまをどっさりと。
ここで味をみます。
ピリ辛が好きな人は、一味唐辛子を適量パパッと。
塩気が足りなければ、適当に塩を加えてくださいませ。
完全に水分が飛んで、胡麻の香ばしい香りがたってきたら、火を止めて完成。
こんな感じです。
油を使わない、カルシウムとビタミンたっぷりのヘルシーなふりかけどす。
これだけでも、ご飯、美味しく頂けますぜ。
ほんと、大根って、役者やのぅ・・・。
今回の大阪旅行。
もうひとつ、思いがけない大きな出会いがありました。
早朝に大阪南港に到着した29日(土)に、和歌山県は田辺市の
「熊野本宮大社」へ、参拝ドライブに行ったのです。(結構遠い・・)
この、ちょっと無茶とも言える長距離日帰りドライブは
当日の朝、突然決まったもの。
翌日のマラソンのことを考えて
無難に京都か神戸あたりで軽く遊ぼう、と考えていたのですが
なんとなく成り行きで・・・。
熊野は、きょんくんと“いつか行こうね”と言っていた憧れの地。
それが思いもかけずに実現するとは・・・。
ここには、「八咫鴉」という特別な烏(からす)がおわしますのですが
その八咫鴉こそが、あひょの憧れで。
それはなぜか。
京極夏彦さんの小説「巷説百物語」シリーズの登場人物
御行の又市が、小右衛門の死を見届け、山岡百介の前から姿を消した後
名乗っていた名前こそがこの「八咫鴉」だったのですね。
もともと、大國魂神社で「からすうちわ」をいただいたりと
からすってかなり好きなのです。
現実の生き物としてのからすも
ハシボソガラスとカチガラス(カササギ)が大好き。
あひょにとっては、ちっとも嫌な存在ではないのです。
そしてもちろん、熊野本宮大社に詣でたかった最大の理由は
主祭神が「家都美御子大神(素盞鳴尊)」であること。
そんなこんなで、ちょっと夢のような熊野詣での実現だったのです。
実際に訪れた熊野本宮大社は
非常に大らかで、それでいて力強く
とても清々しく気持ちの良いところでした。
今回は車だったので、残念ながら熊野古道を歩くことができませんでしたが
次回は古道も歩みつつ、熊野三山めぐりを、と思ってます。
強いご縁を感じた今回の参拝。
神様に感謝しつつ、「やたがらす導き守り」と「牛王神符」をいただきました。
これから進むべき道へ、どうぞお導き下さいますように。