台風19号の雨は100年に一回のことといわれていますが、県内でも阿武隈川などが氾濫し、甚大な被害をもたらしました。まずは台風19号により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたすべての皆様にお見舞いを申し上げます。
今から5、60年前にも福島県で同じことがありましたが、あのときは亀岡高夫とか天野光晴といった政治家が先頭に立ってくれました。それと比べると今回は、国会議員の顔が見えてきません。一級河川を管理しているのは国ですから、国会議員が住民の声を代弁すべきだと思います。
洪水を防ぎきれなかったのは、去る17日の「みんゆうNet」でも取り上げていた「バックウォーター現象」が起きたからだといわれます。「水位の上がった本線が支線の流れをせき止める」ことで、堤防が決壊することになったのでした。本宮市は本線の阿武隈川と支線の安達太良川が合流する地点で、二本松市では安達ケ原周辺で大きな被害が出ました。
さらに、阿武隈川の下流ということもあってよく水害に見舞われていた宮城県の丸森町では、筆甫地区などでこれまでにない記録的な豪雨になったことで、土石流で深刻な事態になっています。山間部は山崩れや地滑りの警戒を怠ってはならないのです。
災害が起きると復旧ということになりますが、建設会社の数も減っていますし、人手が足りないのが現状です。地元の建設会社は人集めからしなくてはなりません。大工さんにまで声がかかっているのは、これまでだったら考えられないことです。
国が治山治水に力を入れなければ、私たちは安心して暮らせません。洪水にならないように、河の流れを馬蹄形にするという先人の知恵にも学ぶべきです。台風や大雨のたびに洪水になるのは最悪です。党派を超えて福島県選出の国会議員に頑張ってもらわなければなりません。
合掌
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