目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

高峰山・東篭ノ登山・トーミノ頭 スノーシューPart3

2011-01-20 | 山行~スノーシュー

高峰山 標高 2091.6m  東篭ノ登山 2227.2m トーミノ頭 約2,300m 長野県

2008年12月28日(日)~12月30日(火)

メンバー 山の神と私

コースタイム 12月30日 晴れ
アサマ2000パークスキー場9:40--(中コース)--11:25トーミの頭11:30--(中コース)--12:15唐松の樹林帯(昼食)13:10--(中コース)--13:30スキー場

さらば、高峰温泉。チェックアウトし、宿専用の雪上車に9:00頃乗り込む。瞬く間に過ぎてしまった2日間。楽しい時間は矢のように早く過ぎ去ってしまうのだ。ついにスノーシュー最終日となる。スキー場の駐車場にたどりつくと、2日ぶりの愛車との再会だ。決して大げさではなく、まさにそんな感じ。車で移動しているときは、いつも宿に横付けして駐車していたから、そこから来る違和感なのかもね。

それはさておき、愛車に荷物を積み込んで、9:40てくてくと黒斑山スノーシューコースへ向けて出発する。鹿さまのオブジェがおわすスキー場の入り口まで行くと、左前方にピンクのテープが見える。スノーシューコースの入り口だ。ここでやおらスノーシューを装着する。

今日はトレースなしで、雪面に第一足跡を残して進む。歩き始めは、硬めの雪と結構ある積雪量で歩きにくい。笹の葉が見えているわりには、スノーシューでひざ下くらいまでもぐったりする。

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左:スノーシューコース入り口 右:気持ちよく、第一足跡を雪面につける山の神

笹原の横移動が終わると今度は上りだ。上りに入ってすぐにカモシカを発見した。もしかして一昨日高峰高原ホテルで見たカモシカと同じ個体だったりして(Part1参照)!?

コースの下のほうはよく整備されていて、ピンクのテープを頼りに進む。そのうち真新しい指導標が出てきて、スノーシューコースと書かれていた。

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左:カモシカ。すぐには逃げないからシャッターチャンスはある 右:振り返れば、アサマ2000パークスキー場

その指導標からいっきに登って高度をかせぐ。その後右へ右へとたどったせいか、登山道とおぼしき急な斜面が登場した。てっきりスノーシューコースからはずれてしまったと思ったが、地図で確認すると、一応スノーシューコースである「中コース」をたどっていた。 背後にアサマ2000パークスキー場や水ノ登山、篭ノ登山が見えてくる。

001img_2263 夏場でも登りにくい急な斜面

しばらくは狭い樹林帯の道で単調な上りが続き、まだ分岐に出ないかとぼやきまくる。そして待ちに待った分岐から稜線に出るのだが、今度は雪が少なくて難渋する。雪は風にさらわれて、場所によっては、土くれや石ころまでが露出している。そんなところは当然スノーシューでは歩きにくく、むしろアイゼン向きのコース状態だった。しかし、あいにくアイゼンは持ってきていなかったので、もう強引にスノーシューのまま歩き通す。トーミの頭へは11:25到着。

風が強く吹いていた。トーミの頭での昼食予定はキャンセル。「お客さん当日キャンセルはキャンセル料をいただきますよ」といわれそうだが、腰を落ち着けるには寒すぎた。記念撮影し、テルモスの温かいお茶を飲むだけで逃げるように退散する。当初の計画では、ここからさらに黒斑山まで足を伸ばす予定だったのだが、アイゼンがないのでこれ以上進むのは危険だし、加えて寒いしという軟弱な理由で引き返すことにした。

002img_2267 眼前に浅間山

トーミの頭からでも、冠雪した浅間山の大迫力の眺めを堪能できた。ということで、まあ、よしとしよう。あとは快適な昼食場所を探すだけだ。

何とはなしに当たりをつけていた唐松林まで下りて、ちょっとした小広いところを、山の神とふたりでインディアンよろしく円形に踏み固める。レジャーシートを広げて、簡易座布団に座って雪上のランチとなる。スノーシューもはずして、お座敷あぐら状態だね。

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左:雪上ランチの跡 右:緩斜面を気持ちよくスノーシューで下る山の神

十分くつろいで、腹がくちくなったら出発だ。われわれのトレースしかないところを、いっきにグリセード。13:30スキー場の駐車場に着いた。

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コメント
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