目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

雨池スノーシュー

2011-02-16 | 山行~スノーシュー

雨池 標高 約2,060m ピラタス蓼科ロープウエイ山頂駅 2,240m 長野県

2009年2月22日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:40ピラタス蓼科ロープウエイ駐車場 山麓駅10:00--10:07山頂駅10:35--(10:50縞枯山荘)--11:23雨池(昼食)12:15(池を一周)12:35--13:00大石川林道分岐13:05--13:50山頂駅14:20--14:27山麓駅

家を6:00過ぎ出発と遅めにしたため、中央道談合坂SAは混んでいた。缶コーヒーを自販機で買い、車に戻ってコンビニパンの朝食をとる。中央道を走り続け、諏訪ICを9:00頃に下りる。八ヶ岳や車山への通過地点である、毎度おなじみの茅野の市街地を抜け、ピラタス蓼科ロープウエイの駐車場には、9:40に着いた。ここのところ雪が降っていないのか、駐車場にはほとんど雪がなかった。

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左:ロープウエイ山頂駅 右:山頂駅から見た縞枯山

身支度して、ロープウエイの山麓駅で順番待ちの列に並ぶ。なんとわれわれまでが10:00発のロープウエイにギリギリ乗れた。満員のロープウエイには、スキー板やボードを抱えた人が大勢いるなかで、われわれのような登山者も幾分か混じっていた。みるみる高度を上げていく。見晴らし最高といっているうちに、7分ほどで山頂駅に着いた。

山頂駅では風速15m/sの表示が出ていた。外に出ると確かに風は強い。それでもそれに抗うように三脚を立てて、着いたばかりでもう撮影を始めている人がいる。乗っていた客のほとんどはスキーヤーやボーダーだから、間髪置かず、板をはいて、続々と麓へ向けて滑っていく。少数派である登山者もそれに負けじとスノーシューを装着して、スキーコースとは逆方向についているトレースをたどり始めた。

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左:縞枯山荘 右:ひたすら山下りに入った山の神

われわれは10:35山頂駅を出発した。縞枯山荘には、またたくまに到着。三角屋根が目立ち、すぐにそれとわかる。人が多い。その分雪面にも多くのトレースが残っていて、踏み固められている。この辺り(八丁平)からいっきに山下りとなる。今日はいつもの山登りとは異なり、下りまくるのだ。そしていつもなら帰りは下りとなるのだが、帰りは上るのだ。

001img_2310登山道を下りきると大石川林道に出る。林道を左に行くと、双子池。右に行くと麦草峠だ。われわれは、麦草峠方面へ進む。しばらく横移動していくと思い切り右にカーブしている地点にさしかかった。地図をみると、この辺りから雨池に下りる道があるはずなのだが。道標はないが、この赤い旗はくさい。雨池への目印ではないのか。後からきた妙齢のご婦人も雨池はこっちじゃないのと、そそくさと赤い旗のところから下っていく。

われわれもまず間違いないだろうと、そこから下り始めた。

11:23思ったとおり雪原に到着。雨池の看板も発見する。雪面をなでてくるから風が非常に冷たい。スノートレッキング中の面々は、樹木が密集している池の端っこへ逃れて休憩していた。われわれも真似をして樹林帯へ行ってレジャーシートを広げる。そして目の前いっぱいに広がる大雪原をおかずにランチ。乙! レンズ雲も乙! 

そこで一句。

雪原の切れはし空へレンズ雲

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雪原と化した雨池。詩的な気分で大休憩なのだ

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昼飯前には居あい抜きならぬ、居合い撮り。山の神が準備万端でカメラを構えたところをすかさず、後の先(ごのせん)で撮る。 どっちが勝ったのか、果たして本当に後の先になったのか!

12:15昼食後、雪原をぐるりと一周して帰途につく。八柱山への登り口があったが、誰も登っていった跡がない。今日は皆ここ雨池で終了なのだ。

Img_2323 大石川林道への上り

帰りはピストンだから、来た道を戻るだけだ。雨池から直登し、大石川林道に出る。しばらく林道を歩くと、先ほど下ってきたロープウエイへの分岐に出た。ここから上りが始まる。いつもとは逆パターン。帰り道はずっと上りなのだ。

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左:ロープウエイへの分岐 右:帰り道はひたすら上り

分岐で小休憩した後、ひたすら登る。ちょっと平らになって一息つく頃、縞枯山荘近くの八丁平(雨池山・縞枯山分岐)で強風に見舞われ、しばし立ち止まる。あまりの強風で顔を上げて歩くことができない。フードをかぶって耐え忍ぶ。風が少し弱まった頃合を見計らって、逃げるようにロープウエイ山頂駅へ向かい、13:50頃駅舎に転がり込んだ。ほんわりと上がる湯気に誘われ、売店で甘酒を買う。スキーヤーが休憩する傍らで、われわれもまったりと甘酒をすすり、体を温めた。でも甘すぎだな、これ。

コメント
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