目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

増毛山地~エピローグ

2014-08-12 | まち歩き

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暑寒別岳暑寒沢コース6合目から東側を見る。なだらかな稜線が美しい

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暑寒別岳山頂付近のハイマツ帯

7月24日(木)暑寒別岳を下山し、14:00頃暑寒荘前の駐車場を後にした。山の神が予約していた定山渓温泉ふる川に泊まるため、一路留萌の高速入口を目指した。きちんと調べてはいなかったが、到着はおおよそ17:00過ぎになるだろうから、休憩は短かめにして先を急ごうとなった。せっかくの温泉、なるべく早く着きたい。しかしそうは問屋が卸さなかった。

まず留萌の市街地を抜けるのに時間がかかった。高速に上がってみると今度は対面通行で速度規制。思うようにいかないものだ。深川から道央道に入り、快調に札幌へ車を走らせる。しかし札幌に入って渋滞にはまった。さすがは大都市だけのことはある。結局定山渓に着いたのは、早まるどころか、遅くなり17:50になっていた。このとき200Kmくらいを移動したのだが、Googleでルート検索をしてみると、所要3時間10分。山の神と私は途中15分くらい休憩しているので、渋滞で20~30分くらい余計にかかったようだ。

さてこの日のお宿ふる川は、口コミの評価が非常に高く、かなりの期待を胸に宿泊したのだが、期待どおりのすばらしい宿だった。まずは部屋が空いていたということもあり、部屋をグレードアップしてくれた。ごはんも充実していて、おいしかった。特筆すべきは風呂の広さだ。とにかく広くてくつろげる。みなさんにもぜひお勧めしたい宿です。ただ暑寒別に登ったあとだと、移動に一苦労だけどね。

翌25日(金)は、ガラガラの道、定山渓レイクラインを通って小樽に移動した。1日まるまる観光にあてる。私としては小樽にそれほど時間をとっても仕方ないと思っていたのだが、山の神の目はキラキラ輝いていた。小樽といえばガラス。器やグラスや工芸品だ。最初は山の神とその手の店をめぐっていたのだが、どれも同じに見えて飽きてしまい、昼食を潮に別行動にした(昼に食べた味噌ラーメンはまずく、私の小樽の印象は悪化するばかりだった)。

私はお土産用のお菓子や余市蒸留所でつくられているNIKKAの原酒を探すことにした。あれこれ見て回り早々に買ってしまうと、もう手持ち無沙汰。山の神にメールするともう1軒寄ってから合流しようという。北菓楼の前で待ち合わせをすることにした。この間だいぶ読書が進んだ。合流後、山の神にすでに行った店をつきあわされ、六花亭Le TAO(店名はおたるをひっくり返している)で山の神の職場用やうち用のお土産を購入した。次はどこかで休憩しようとなり、目星をつけていた骨董屋でコーヒーを飲むことにした。ようやく人心地ついて、荷物を抱え、16:00ホテルにチェックインした。

18:45晩飯のため、ホテルを出る。前回行った倉庫街の店に行った。豪快な海鮮焼きもの系の店だったのだが、いつの間にかただのビアホールになっていた。まっいいかと入ったものの、料理は出てこないわ、演歌が大音量でかかるわで、げんなりした。店内に流れていた演歌は、今日の祭りのテーマソングだった。まったく知らなかったのだが、この日はおたる潮祭りだった。

店から出るとちょうど花火が始まる頃あいだった。その辺りが花火会場じゃないのかなと山の神と移動していく。しかしいつまでも始まらず、しばらくお待ちくださいのアナウンスばかりが流れる。今か今かと待っているとようやく花火は始まった。夏の風物詩。まさか小樽で花火を見られるとは思わなかった。帰りにコンビニに寄りたいと山の神が言い出して、これが思わぬ発見につながった。ちょうど国鉄の廃線跡地でガラス市をやっていたのだ。全国からアーティストが集ってのガラス市だから、市内のガラス工房より見ていて楽しい。けれど、見始めてすぐの21:00で店じまいが始まってしまった。もう少し早く来ていればねえ。小樽の夜は更けていった。

26日(土)ホテルをチェックアウト。山の神とフェリー乗り場へ移動した。この山旅もとうとう終わりだ。帰途のフェリーで印象に残ったのは、船尾でやっていたジンギスカンだ。今回は北海道を訪れたわりにはあまりうまいものにめぐり合わなかった。定山渓の温泉ではたらふくうまいもんを食べたけどね。ジンギスカンは掉尾を飾るちょっとしたイベントになった。

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