天童の居酒屋たまごへ
2019年8月14日(火) 月山下山後
月山から下山後、112号線をひたすら走って天童へ向かった。途中道の駅にしかわに寄ってみたら、すごかった。何がすごかったかといえば、暑さだ。車を降りると、湿気を含んだ、もあああという空気に包み込まれ、それだけで不快指数はうなぎのぼり。直射日光を浴びた駐車場は焼けるような暑さだった。小走りに建物のなかへ逃げる。冷房の効いた建物内は涼しいものの、疲労困憊の私はお土産を見る元気も余裕もない。ただただ疲れていた。山の神が元気よく、お土産を物色するかたわら、私は手持ちぶさたに座るところはないのかときょろきょろしているだけだった。
休憩らしい休憩にもならず、一路天童のビジネスホテル、天童セントラルホテルを目指す。最初は、月山下山後の宿は山形市内のビジネスホテルを探したのだが、どこも予約でいっぱいだった。代わりにここを見つけたのだが、意外に天童は山形市の隣で交通の便はいい。しかもこのホテルの隣にはコンビニがあって食糧調達にも便利。ということで例によって素泊まりにした。
16:30頃ホテル裏の駐車場に入り(この時点ではガラガラだったが、夜には満車。ホテル横のスペースにもぎっしり車が停められていた)、チェックイン。シャワーを浴びてさっぱりしてから、フロントで教えてもらった地元の居酒屋たまごに山の神とともに繰り出した。
のれんをくぐると、まだ18時くらいにも関わらず、すでにジモティのおじさん2人が生ビールを飲んでいた。お店は女将と若女将の2人で切り盛りしている。女将のほうにお座敷席に案内される。そしてすぐさま、われわれもジモティおじさんに負けじと生ビールで乾杯した。あっという間に飲み干してしまって2杯目へ。 お通しはポテトサラダで、がっつり食べられるほどのボリューム。店に張り出してあった謎のメニュー、長ねぎジョニーは気になって、すぐにオーダーした。ちぢみ風の卵料理だった。ほかにも、にら穂のおひたし(絶品!)、棒だらの煮付けなど、どれもおいしかった。
1時間もすると、ジモティたちで店はあふれ、山形弁が店内を支配していた。いつもにぎわう地元の人気店のようだ。天童の夜はふけていき、山の神とおなかいっぱいだと外に出たときには、月が出ていた。
セントラルホテルでもらった簡易地図
「閑けさや岩にしみいる蝉の声」の山寺へ つづく
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