標高 1639.5m 山梨県
2006年6月4日(日) うすぐもり
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:18平須ルート駐車スペース--8:30登山口--9:25ベンチ9:35--10:42富士見山展望台10:47--11:00富士見山山頂--11:20展望台(昼食)12:00--12:45ベンチ12:55--13:30駐車スペース
富士見山に行ったのはもう9年も前になるのかと、思いながら画像を整理していると、山の神が覗き込んだ。どこ? たしかに印象の薄い山だ。画像を見なければ、何一つ思い出さないだろう。そんな地味な山ではあるけれど、山梨百名山。訪れて損はない(たぶん)。
梅雨入り直前の貴重な一日を使って、車での行きやすさを念頭にここを選んだ。5:00過ぎに家を出発し、ガソリンを入れたり、コンビニで買出しをしたりと、あわただしく中央道へと急いだ。
左:平須の駐車スペース。登山口は右手の車道を上がっていく 右:富士見山登山口
談合坂SAで朝食をとり、甲府南ICで高速を下りた。この頃はカーナビがなかったので、甲府界隈ではよく道に迷っていた。このときもやらかしていて、IC下りて、いきなり逆方向に進み精進湖へ通じる358号を走っていた。トンネルが出てきて、明らかに間違いだと気づいた。引き換えして、道の駅とよとみでトイレ休憩。気を取り直して再出発した。多少の遅れもなんのその、平須の登山口へと急いだ。
8:18がらんとした平須ルートの駐車スペースに到着した。意外にも車は1台も停まっていない。山の神とともに身支度を整え歩き始めた。車道を上がっていくと、バス停の先にすぐに登山口が出てきた。しばらく杉林が続くが、間伐をしてきちんと手入れがなされているせいか、ところどころ日が差していて明るい。
左:新緑の道は気持ちがいい 右:丸太を組んだベンチが置かれていた
9:25さも休んでくださいといわんばかりに丸太を組んだベンチが目に飛び込んできた。そろそろ休むかと、山の神とベンチに腰を下ろした。先ほどの杉林とは打って変わって、この辺り一帯は、すがすがしい若葉でいっぱいだ。
9:35再び歩き始めると、左手にガレ場が出てくる。さらに登高していくと、しだいに暑さで汗ダクになり、連日の寝不足でどんどんバテて来て、足取りは重くなる一方だった。這這の態で、10:42展望台に到着した。きれいに晴れていれば、富士山が見えるはずなのだが、残念ながら何も見えなかった。
左:枯れても威容を誇る針葉樹 右:富士見山山頂は樹林帯のなかにあった
小ピークを越え、アップダウンを経て、ようやく11:00富士見山山頂に到着した。樹林帯のなかの山頂で、非常に地味だ。まったくもってつまらない。昼食は展望台だなと、山の神に同意を求め、すぐに引き返した。11:20展望台に戻ると、ちょっとした奇跡が起きた。今日はもうムリと思っていた富士山が顔を覗かせたのだ。つかの間にしろ、富士山を拝めたのはラッキーだった。展望台には後から3人の年配パーティがやってきた。手には山梨百名山のガイドブック『アタック山梨百名山』を携えている。われわれも山選びに山梨百名山をチェックしているのだが、『アタック山梨百名山』はルート解説が付いていて便利な本だ。彼らは全山踏破を目指しているのだろうか?
山の神と展望台で昼食をとって、12:00下山を開始した。2人連れと相次いですれ違うが、なぜか片方が空身というミステリー。12:45往路で休んだベンチが出てきて、おお、最後の休憩だとベンチに腰掛けた。10分ほど休んで、あとは一気に下山し、13:30駐車スペースに着いた。朝は1台の車もなかったのだが、下りてきてみれば、われわれの車以外に2台停まっていた。先ほどすれ違った人たち?
帰途は、山の神のリクエストにより再び道の駅とよとみに立ち寄った。トイレに寄って、産直品を買う。ついでにのどを潤してと、モタモタしているうちに中央道の渋滞は始まっていた。ところどころで渋滞に遭い、帰宅は17:00を回っていた。