今倉山 標高 1470m 二十六夜山 1297m 山梨県
2016年1月11日(月・祝) 晴れときどき曇り |
メンバー 山の神と私
コースタイム 7:55道坂トンネル都留側駐車スペース8:05--9:05今倉山東峰9:15--御座入(ごぜり)山(今倉山西峰)--9:53松山(赤岩)10:02--10:54二十六夜山山頂(昼食)11:38--林道--12:33駐車スペース
今年の初山行は、二十六夜山に行こうと地図を眺めていると、今倉山というのが目に入った。調べてみると、山梨百名山だ。道坂トンネルの入口に車を停めて、今倉山と二十六夜山をピストンで行こうと計画を立てた。しかし、今倉山から二十六夜山はなだらかに下っていくから、復路は長い登り返しとなる。それでも林道歩きが長いよりはいいかとしていたのだが、、、
5:00起床。山の神が家から出てくるのを待って5:40出発した。ガソリンを満タンにし、中央道に上がると、お正月休み明けのせいか、はたまた雪不足のせいか交通量は少ない。談合坂SAで朝食をとり、都留ICで下の道へ。すぐに都留市駅前のセブンイレブンに寄り今日の昼食の買出し。そこから一路道坂トンネルへ向かった。
左:道坂トンネル都留側駐車スペース 右:今倉山・御正体山登山口
トンネル直下のカーブ路肩に車が2台駐車していて、登山者が多くてここにまで駐車かと思いながら、トンネルまで来ると、そんなことはない。先着の車は一台だけだった。まさに今到着したばかりで身支度をしている男性が一人。どちらまでと問うと、今倉山と菜畑山(なばたけうら)という。
そうだ、ここから菜畑山という手もあるんだなと、頭の中に地図を思い浮かべていた。また間を置いて来てもいいなと記憶に刻み込む。われわれも身支度を急ぎ、8:05山の神とともに駐車場を後にした。
左:今倉山・御正体山分岐 右:松林と雑木林の間を縫っていく
気温は低いが、風が凪いでいて、それほど寒くは感じない。すぐに御正体山と今倉山の分岐に出た。冬枯れて葉を落とした、樹林帯の中をひたすら登っていく。今日の行程中、激しい上りはここだけだ。
左:樹林帯の中の今倉山東峰 右:御座入(ごぜり)山(今倉山西峰)にいたニホンカモシカ
9:05あっさりと今倉山山頂に到着した。樹林帯の中で展望はまったくない。厳密にいえば、木と木の間からの展望はあるが。山頂は小広くなっていて、一画にあった倒木に山の神とともに腰を下ろした。家でテルモスに詰めてきたお茶がうまい。
休憩後稜線をたどっていき、御座入(ごぜり)山(今倉山西峰)のピークにさしかかった。ピークの手前で、枝がはぜるような音がして、なんだろうと一瞬思ったのだが、さして気にも留めずにピークを踏むと、そこに黒い生き物がいた。ニホンカモシカだ。こちらを凝視していて微動だにしない。逃げていく様子がないので、おもむろにカメラを取り出して写真に収めた(右上写真)。このピークから下ったところで、駐車場の御仁と会い、カモシカがいましたよと告げると、楽しみですと。山中で動物に出会うと、なにか和んだ感じになる。
御座入山(今倉山西峰)を越えてすぐ、目の前に富士山
御座入山を下っていくと、突然開けた場所に出た。樹間から垣間見えていた富士山が全貌を現した。少し雲がたなびいていたが、立派なご開帳だ。それにしても1月なのに雪が少なく、富士山らしくない。
左:展望のいい松山(赤岩) 右:松山から甲斐駒、鳳凰三山(中央奥)を望む
松山(赤岩)に上がっていくにつれ、雲が上空を覆い始めた。たちまち富士山は姿を隠してしまい、ご開帳終了となる。9:53 360度の展望を楽しめる松山に到着。遠くに南アルプスの峰々や、新宿副都心のシルエットが望める。
松山から二十六夜山へは延々下ることになる。このだらだら下りをだいぶ進んだところで、「これを登り返すのは、しんどそうだ、帰りは林道で下ろうか」と山の神に提案すると、あっさりそうだねとなった。
2点とも:二十六夜山山頂
いったんきれいに舗装された林道を歩き、すぐに登山道に入り直す。そこから10分か15分ほどで、二十六夜山の山頂に到着した。時計は10:54を指している。反対側の登山道からだれか登って来ているだろうと予想していたのだが、人っ子一人いない。さすがに昼近くになれば来るかもねと山の神と話していたのだが、結局だれも来なかった。この界隈はエイザンスミレが有名だから、GW頃はハイカーであふれるのだろうけど、冬は訪れる人は少ないようだ。冷え込む山頂で昼食をとり、11:38下山開始する。林道に出た後、まっすぐ駐車場へ向けて下った。やがて道志側の上空はすっぽりと雲で覆われ、日差しもなくなり、急激に冷え込んできた。その分足早になったのか、小一時間ほどで駐車場にたどり着いた。意外にもわが愛車の隣に車が1台増えていた。
帰りも渋滞なしで、スイスイ。いつもこんな交通量だったら、楽チンなのだが。