檜洞丸(ひのきぼらまる) 標高 1601m 神奈川県
2007年5月13日(日) うすぐもり
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:25西丹沢自然教室手前駐車場8:35--9:25ゴーラ沢出合9:35--10:20展望台10:33--11:23尾根筋分岐11:28--11:45檜洞丸山頂(昼食)12:25--テシロの頭--石棚山--13:35分岐13:45--ヤブ沢の頭--14:20板小屋沢ノ頭14:30--15:07板小屋沢15:17--箒沢--15:50駐車場
いつものように予定より若干遅れて、5:40家を出発した。東名の海老名SAで朝食をとり大井松田ICで高速を下りた。ここまでは比較的順調だった。しかし、落とし穴が待っていた。西丹沢への分岐を何気なしに通り過ぎていたのだ。金時公園の標示が出てきて気づき、ガーンと脳天に衝撃を受けつつUターン。8:25西丹沢自然教室手前の駐車場に到着した。
左:車道から山へ 右:ゴーラ沢出合
身支度を整えて、山の神とともに8:35駐車場を後にする。しばらく車道を歩いてキャンプ場を通り過ぎ、檜洞丸への登山口から山に入る。新緑がまぶしい気持ちのいい道だ。
しかし、ゴーラ沢手前で思わぬものに遭遇してしまった。なんだ、この白い毛は?と思わず口走ったその瞬間に悟った。まさにそこにその場所に鹿の死骸が横たわっていた。あたりには悪臭が濃厚にたち込めている。丹沢にはあれだけ鹿がいるのだから、死骸も当然あるわけだ。たまたまそれが登山道近くにあったということだ。
9:25ゴーラ沢出合に着いた。登山者が大勢休んでいる中に山の神と私もまぎれて、本日のまず第一回目の休憩にした。先ほどの死の影を吹き飛ばさんばかりに、おばちゃんたちのゲヘヘという笑い声が響き渡っていた。
左:富士山がうっすらと 右:新緑とツツジ
9:35再び歩き始めると、きれいな新緑の道で気持ちがいい。急登を上がっていくと、やがて10:20展望台に到着した。遠くに富士山がかすんで見えていた(左上写真)。
左:新緑もどこへやら、寒々とした階段の道が続く 右:檜洞丸山頂
10:33展望台を後にし、鹿フェンス沿いの道を進む。新緑の道は終わりに近づき、若芽の道に、そして階段の道、木道へと移り変わっていく。山の神も私もだんだん疲労がピークに達してきて足が重くなってきた。
一気に山頂はムリと11:23尾根筋の分岐で5分ほど休憩してから、山頂へと向かう。11:45檜洞丸山頂に到着。団体やグループ、夫婦、単独のおばちゃんもいて大賑わいだ。ちょうど昼時ということもあり、皆思い思いに昼食をとっていた。
左:山頂は登山者でにぎわっていた 右:コバイケイソウの群落地
汗の臭いをかぎつけてきたのか、絶えずハエと蜂の羽音が耳元を賑わせている中、山の神と私も昼食にした。そのうち日差しがまったくなくなり、しだいに雲が厚くなってきた。
左:まだ山の上では山桜が咲いていた 右:山頂にて山の神と私
12:25箒沢へ向けて下山開始する。まずはテシロの頭を目指す。
左:箒沢へ向けて下り始める 右:石棚山を通過
左手はガレているが、気持ちのいい尾根道が続く。そのうち鹿フェンスが幾度も登場してきて、いかに鹿が多いのかを思い知らされる。下草がものの見事にないのも鹿のせいなのか? まるで整備された公園を歩いている気分になってくる。
左:だんだんと新緑の道が戻ってきた 右:ヤブ沢の頭
13:35箒沢への分岐で一服して、ヤブ沢の頭を通過。あともう一度休憩すれば、済むかと思っていたが、山の神も私もだいぶバテ気味だった。下ってくるに従い気温は上昇し、とにかく暑い。しかも根方につかまって下らなければならにような箇所が多数出てきて、歩きにくい。結局板小屋沢ノ頭と板小屋沢とで2度の休憩を入れた。そんなこともあり、ようやく駐車場に着いたのは、15:50になっていた。
帰途バテた体に鞭打ったのは、東名の事故渋滞と工事渋滞だった。1時間半ほど余計に時間を費やすことになった。