大福山 標高 295m 千葉県
2004年11月28日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:25梅ヶ瀬の茶屋駐車場9:37--10:28渓流沿いベンチ10:40--旧日高邸跡--11:25大福山展望台11:35--12:28梅ヶ瀬渓谷(昼食)13:15--13:30駐車場--弘文洞跡--14:45渓谷内の茶屋15:00--15:45駐車場
首都高から湾岸道路に入り、幕張PAで朝飯。少々渋滞したものの、たいした影響もなく8:00頃高速を下りる。しかし、養老渓谷近辺で道を間違え、ぐるりと一周する羽目になった。そのせいで大福山展望台の無料駐車場はすでに満車になっていた。残念。
9:25梅ヶ瀬の茶屋駐車場に車を置く。ここは有料で¥500。無料駐車場に止められなった人たちがこの駐車場に続々と入ってくる。9:37歩き始めると、渓谷の切り立った崖の下にも広い駐車場があった。もしかしてこれは無料だったのか? トイレに寄ってまた歩き始めた。
左:梅ヶ瀬の茶屋駐車場 右:第1休憩ポイント。ベンチが置かれている
紅葉の名所だけあって、すごい人出だ。紅葉シーズンは短いからなおさらで、ましてや休日だから半端じゃない。ちょっと休憩しようにもベンチはすでに誰かが座っているし、休むのに適当な場所も大概人がいる。それでも休みたくなったら、休むほかないから、休憩。
思ったほど、紅葉がきれいじゃないねと山の神に話していると、崖の岩肌に映える赤や黄色に染まった木々が少し出てきた。でも旧日高邸跡に来ると、紅に染まったもみじが登場して、ちょっとだけ満足する。
左:旧日高邸跡。日高氏のプロフィールが書かれた案内板 右:大福山展望台
11:25大福山展望台に到着。展望台の上も下も観光客だらけで立錐の余地もない。昼ごはんはここの予定だったのだが、何か落ち着かないね、どうしようかと、山の神と相談して、結局ここでお昼にするのはやめて先へ進んだ。駐車場へ戻る途中にあった梅ヶ瀬渓谷の河原に降りて、ごはんにした。皆考えることは似たり寄ったりで、お弁当を広げている家族連れが大勢いた。
車にザックを置いて身軽になり、今度は弘文洞跡を目指す。養老渓谷の名物橋、朱塗りの観音橋を横目にひっきりなしに車の往来のある車道を歩いていく。観光客の流れに従って河原へと下り、遊歩道を進んでいく。河原も観光客でごった返している。
そこそこの紅葉を愛でながら、渓谷を闊歩していくと、弘文洞跡に到着した。楕円形のぽっかり開いた穴から太陽光がまぶしく輝いていた。完全な逆光で見にくい分、何か神秘的な風景に感じられた。もともとはドーム型の天井部があったとガイドブックに書かれていたが、今は崩落してない。江戸時代に水路として掘られたようだが、かなり高いところまで削っているから当時としては難工事だったのだろう(?)。
弘文洞跡から渓谷を逆戻りする。ちょうど足に疲れを感じた頃、茶屋が現れ、そこへ自然に吸い込まれ、コーヒーを一杯。だいぶ日が傾いたように感じたが、駐車場には15:45にたどり着いた。帰りはすぐさま高速に上がったが、早々に市原で渋滞につかまり、へとへとになって帰宅した。
山の神はこの山歩きはほとんど覚えていなかった。そんなとこ、行ったんだっけと。たしかに世間一般に言われているほど、紅葉はきれいではなかったし、渓谷も手放しですばらしいとは言いがたい。それに人があまりにも多すぎて、人疲れするし。いい印象がなかったのは確かだ。しばらくは再訪する気になれない養老渓谷なのであった。