烏場山 標高 266m 千葉県
2002年3月17日(日) うすぐもりのち晴れ →
メンバー 山の神と私
コースタイム 10:32和田浦駅10:40--11:42第2展望台11:52--12:32第3展望台(昼食)13:42--13:50烏場山13:55--14:06旧烏場展望台--14:30見晴台(171m)14:40--14:55黒滝15:00--抱湖園--15:36舗装道--16:20和田浦駅
ロクな写真が撮れていないので、この花嫁街道は採り上げるのはやめようかと思っていたのだが、たぶん2度目訪れることはなかろうと、意を翻し、書き始めることにした。
最近では、あまり考えられないお金のかかる電車山行を敢行した。とはいえ、房総回数券(千倉・銚子)4枚つづりを購入し(この当時で¥3,600)、ちょっとだけ節約している。新宿発7:39のさざなみ号で千倉に向かう。結構古い車両で、そのせいもあってか車内はガラ空きでかなりゆったりとしている。外房に出て、千倉で20分ほど待って乗り換え、鈍行で和田浦駅へ移動する。そして、南国風というか、味のあるというか、けったいというかの木造の駅舎に降り立った。
和田浦駅には、朝霞から来たという団体がいた。彼らにのみ込まれないように、10:40先んじて出発する。まずは農道を歩いていく。そのうち山道に入っていくと、里山然としたたたずまいが、何かなつかしい気分を醸成する。上りが始まると、海岸に近いせいか植生が奥多摩とはだいぶ違っていて(そうかあと山の神の突っ込みが入りそうだ)、房総に来たんだと実感がわいてくる。
左:第2展望台からの眺め。だいぶ霞んでいる 右:第2展望台のベンチでくつろぐ山の神
1時間ほどで第2展望台に到着した。あいにく天気はうすぐもりで、海をすっきりとは望めない。とりあえずベンチに腰掛けて休憩だ。
左:烏場山山頂。経文石と書かれているが記憶ゼロ 右:近くにいた方が勇んで撮ってくれたのだが……
12:32第3展望台に到着。強い海風が吹き付けていたが、防風林を盾に昼食にした。花嫁街道はこの頃、今は亡き『ヤマケイJOY 』か何かに採り上げられた影響で、ハイカーがだいぶ増えていたようだ。第3展望台も例外ではなく、人であふれかえっていて、大変なにぎわいだった。
第3展望台から少し移動すると、烏場山という標識が出てきた。一応ここにピークがあるのだ。花嫁街道の先にこんな山名を冠した山があるとは知らなかった。山の神とカメラをもってうろうろしていると、写真をとってあげようかと、年配のおじさんに声をかけられる。何だか知らないが、1枚撮ると、ありゃ、失敗だといわれ、ローアングルで2枚撮ってもらった。2枚ともほとんど同じ写り方で、非常に個性的な写真に仕上がっていた(右上)。
烏場山から花婿コースへ入る。ちょっとした展望台や見晴台があって、景色を楽しめる。ん~、だから、ここでのんびりすると結構な時間ロスになるので要注意だ。
14:55黒滝(写真右)に出た。落差15mの滝を囲むようにハイカーの団体がここにはいた。なぜこんなにというくらい、あまりにも大勢いて、圧倒される。まるで行楽日和に行く高尾山山頂のようで、早々に退散する。
和田の花作りの祖、間宮七郎平がつくった庭園、抱湖園を経由し、15:36ようやく舗装道路に出た。そこからさらに海岸線に向けて歩くいていくと、奇抜な建物のこぢんまりとした町営の温泉施設が出てきた。その辺一帯には、町営の無料駐車場や自販機、トイレがある。
和田浦駅には16:20到着。計画が粗雑だったせいで、意外に長旅となってしまった。