目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

奥多摩むかし道

2010-11-23 | 山行~奥多摩・奥武蔵

2007年12月2日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 水根9:45--10:40小河内ダムビューの陽だまり10:50--11:38惣岳の不動尊11:50--12:40槐木(さいかちぎ)12:45--13:00頃ヘムロック

3時間くらいのハイキング計画だと、最初からのんびりモード。家でゆっくり朝飯を食べてから出発となる。立川からホリデー快速に乗り、終点の奥多摩駅からはバスで水根に移動する。

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水根には、以前はなかった「むかし道入り口」という工事現場の看板かと思われるような目印がある。渓谷沿いにまっすぐ進み、道標どおりに右折し民家を抜けていく。

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右:「むかしみち」と入った道標がある

10:40小河内ダムが見える陽だまりで休憩にする。小河内ダムが見えるといっても、それは奥多摩湖が見えているわけではなくて、ダムそのもの。コンクリートの塊が見えている。この陽だまりの林に腰を下ろし、コンビニで仕入れてきたスコーンやお茶でくつろぐ。このお散歩コースは人気が高いようで、同じバスで来たと思われる人たちが、続々とやってきては、休憩するわれわれを横目に先へ進んでいった。

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真っ赤なもみじが青空に映える

しばらく歩くと、舗装路に出る。川合玉堂の歌碑はさらりと通過。日本画の巨匠がなぜ歌を? すぐに今度はむし歯地蔵尊が登場。歯医者がいないという恐ろしい状況を想像してゾッとする。眠れないほど、しくしく、ずきずき。あの歯痛を思い出すだけでダメだ。地蔵に祈るだけでは痛みは収まらない。

他にも牛だ馬だと地蔵系、観音系の方々がいたが、ほとんど素通り。なんといっても、この時期は色鮮やかな紅葉、これに尽きる。終わりかけのところもあったが、まっ盛りというところもあった。

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惣岳渓谷の紅葉。黄葉もまたみごと

しだくら橋(吊り橋)からみる惣岳渓谷もいい。散策の人は必ず寄るといっていい、ビューポイントだ。眼下の渓流沿いには大きな柿の木があった。実をたわわにつけ、山里の風景を彩っていた。 

04img_1312_2 柿が鈴なり

11:38惣岳の不動尊。きれいな公衆トイレがあり、休憩できる。
ここから少しだけ歩くと、あまりに立派すぎる「いろは楓」が出てくる。橙色っぽいのは、色褪せてきているように見え、もう紅葉も終わりかけかなんて思ってしまうが、この圧倒的なボリュームと色彩は見事というほかない。

005img_1315 いろは楓

この楓を過ぎると、あとは優勝が決まったあとの消化試合の様相を呈してくる。耳神様、弁慶の腕抜岩、白髭神社、不動の上滝。ハイカーもどんどん通り過ぎていく。紅葉の強烈な印象からすると、つまらん矮小な印象しか受けないからねえ。

 

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12:40槐木(さいかちぎ)。「えんじゅ」を「さいかち」と読ませるという強引な地名。この木は、見れば見るほど、ケッタイで異様な姿だ。何かの呪いでもかけられてるんじゃないかい。ここにもきれいな公衆トイレがあって、休憩スペースまできちんとつけてある。

006img_1320_2 009img_1319 廃線あと

しばらく行くと、廃線のあとがあった。ネットで検索してみたところ、小河内ダム建設にあたり、工事資材の運搬(あるいは作業員もか)に使用し、ダムの完成そして隣接する道路の完成とともに廃線になったようだ。

羽黒坂を下って、青梅街道に出る。古民家を改造したログハウスふうのお店ヘムロックで昼飯。ここのメニューは2つ、カレーライスかオムライス。カレーという気分ではなかったので、オムライスをオーダーする。昼時からはずれていたが、次々にお客さんが入り、たちまち満席になった。老夫婦が切り盛りしているから、ちょっと心もとない。でも味はグッド、店の雰囲気もいいしね。


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