目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

石老山~鼠(ねん)坂コース

2012-12-02 | 山行~中央線沿線・大菩薩

001img_6365石老山 標高 694.3m 高塚山 675.4m 神奈川県

2012年11月18日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 相模湖自然公園入り口駐車スペース8:00--8:55大明神展望台9:08--9:55石老山山頂10:07--10:30高塚山10:40--11:02石老山11:07--11:40大明神展望台--(戻る)--11:45大明神山(昼食)12:20--13:10相模湖自然公園入り口

家で納豆ごはんを食べて出発。山の神がのんびりしていて予定より20分遅れの6:50となる。近場だから多少遅れてもどうってことはないのだが。

中央道の相模湖東ICで下りて、相模湖へ下っていく。コンビニに寄って、昼ごはんの買出し。ピクニックランド前の交差点を右折し、山道を上がっていくと、登山口の箕石橋が出てきた。隣接して相模湖休暇村キャンプ場があるが、入り口には鎖が張られていた。このあたりに駐車はできそうになく、さらに奥へ進んでいくと、相模湖自然公園が出てきた。ここも入り口は閉ざされていて、しかも粗大ごみが不法投棄されている。でも、ここしか駐車できそうなスペースはなさそうだ。入り口に車を置いて出発する。

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左:相模湖自然公園入り口 右:その反対側に大明神展望台への道が

目の前にある階段が気になり、ちょっと上がってみると、大明神展望台と書かれた指導標があった。箕石橋まで車道を歩かずとも、ここからまっすぐ行けそうだ。誰かのHPで、バリエーションルートとして読んだような気もしていて、とりあえず、ここから上がっていくことにした。

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左:最初はきれいに整備された道 右:踏み跡が不明瞭なところもある

登りはじめは、きれいな道だったが、すぐに藪っぽくなり、あれれと思っていると、またちゃんとした道になる。そのうちかなりの急登になり、帰りにこの道を使うのはキツイから箕石橋への下山が妥当かなあと山の神と話していた。そのうち道が途切れたかと思わせるほど、登山道が崩れてしまっている箇所に出くわした。戻らなくちゃいけないのかと思っていると、何とか通行できる。次に豪雨でも来たら、完全に通行不能だろう。

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大明神展望台より。南アルプスの白い頂が遠くに見える

8:55突然ねん坂のよく整備されたきれいな登山道に出た。そして目の前に大明神展望台があった。事前に写真で見たのと、まったく変わらないシンプルな展望台だ。きれいに晴れていたので、眺めは最高だった。ぐるりと周囲の山すべてを見渡せる。丹沢方面から、中央線沿線の山々、遠くには白く輝く南アルプスが見えている。

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三つのコブを見せている大山三峰山

ひとしきり展望を楽しんでいると、もう石老山から下山してきた単独の方々がやってくる。単独行の人はえてして無口なものだが、ここを訪れた御仁はしゃべり倒していった。まあ、これも山でのふれあい。ご愛嬌。

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左:落ち葉を踏みしめ、ねん坂を進む 右:石老山山頂。冒頭の写真も

大明神山を越え、ねん坂を進んでいくと、明るい雑木林から暗い杉やヒノキ地帯に入っていく。2,3のパーティとすれ違う。

9:55石老山山頂に到着。3組の夫婦がベンチで休んでいた。ザックをおろすと、後から後から登ってくる。人気の山なのだ。われわれは休憩後、高塚山ピストンを試みる。

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石老山からの富士。石老山からの展望はあまりよくない

高塚山までは、アップダウンのある道だ。しかし、あっけなく到着する。そしてあまりの地味さに脱力する。展望なし。人もなし。うす暗い。ちょっと休憩して、石老山にトンボ帰りする。誰にも会わないかと思っていたら、年配のご婦人パーティとすれ違った。高塚山はどんなところですか? と訊かれるも、肩をすくめて展望なしの山というほかない。ご婦人方は、苦笑しながらも突き進んでいった。

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左:高塚山山頂 右:昼食をとった大明神山

11:02石老山に戻る。先ほどよりも、休憩している人数は増えている。テルモスのお茶を飲んで、すぐに下山へと移る。大明神展望台でごはんにしようと、山の神と決め、快調に下っていく。2組を追い越して11:40展望台に到着した。近づくにつれ、笑い声や騒ぎ声が聞こえていて嫌な予感に包まれていったのだが、着いてみると、やはり団体で大賑わい。しかも立錐の余地もない。手前にあった大明神山に戻るかとなった。

静寂に包まれた大明神山で昼ごはんと思っていたら、先ほど追い抜いた夫婦が腰を下ろして昼食中だった。そこへお邪魔して、山の神が持参したランチシートを広げた。景色は新宿方向だけになったが、騒音がない分いい。

12:20片付けて下山開始。なんと大明神展望台にさしかかると、休憩していた団体が、すんでのところでわれわれより先に下りはじめてしまった。団体の後方の方々は、道を譲ってくれたが、まだ前のほうに20人くらいはいる。のろのろと、時々立ち止まったりしながら後ろを着いていく。どうせすぐそこまでだからと、半ばあきらモードで下っていたのだが、山の神は我慢し切れなかったようだ。「すいませ~ん。先に行きたいんですけど」と大声を張りあげた。「どうぞ先に行ってください」といいながら、一向に歩みを止めないおじさんや、最初はリーダーと思っていた先頭のおじさん(この団体のリーダーではなく、ただたんに先頭を歩いていただけのようだ)には通用しなかったが、小走りで全員を追い抜いた。

山の神のキーキー声により、ちょっとだけ早く下山。箕石橋を渡って車道を上がり、13:10愛車にたどり着いた。中央道にあがると、まだ渋滞が始まる前で、快適に走ってたちまち家に着いた。まだ午後の早い時間で、かなり得した気分になった。


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