2006年3月21日(火・祝) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:34JR山北駅9:40--10:50登山口上部11:00--大野山乳牛育成牧場--11:45大野山山頂(昼食)13:05--14:20JR谷峨駅
家で朝食をとってからのんびりめに出発した。電車を乗り継いでJR山北駅には9:34に到着。この小さな駅に降り立ったのは、山の神と私以外に、山の格好をした団体が一組だった。団体に先を越されないよう早く行かないとと山の神を急かし駅を後にした。川沿いに桜があって、ほんの少しだけ花をつけていた。
車道を延々と歩き、小さいトンネルを抜けて右折。やがてログハウスふうの喫茶店カフェ リーフスが右手に出てきた。山の神に、なんかいい感じだね、帰りに寄ろうかといった途端、そうだ帰りはここを通らないんだっけと思い出す。次回大野山を訪れるときには、この道を下山路にしないとだ。
やがて細い道に入り、ようやく山歩きらしくなってきたと思ったら、突然住宅街に出て鼻白んだ。小学校(トイレあり)を越えて、やっと登山道に入る。すでに駅から1時間もかかっている。そろそろどこかで休みたいと、山の神と適当な場所を探しながら上り、ようやく腰を下ろせるスペースを発見した。
11:00再び歩き始める。まもなく目の前がぱあっと開けて、牧場が現れた。地図をチェックしてみると、神奈川県営大野山乳牛育成牧場とある。牧草が青々と芽吹き始めている。しかし、まだ放牧の時期には早いのか、牛の姿はどこにもない。
そういえば、今日はWBCの決勝戦だと思い出し、携帯ラジオのスイッチを入れた。まさに始まったばかりで、1回表1アウト1・2塁、打席には松中が立っていた。キューバのピッチャーは立ち上がり崩れて、日本はこの回大量4点をもぎとった。野球に興味のない山の神を尻目に一人で盛り上がっていた。
車道に出て、すぐに大野山山頂に到着した。11:45。まだ行楽時期ではないせいか、人はまばらだった。牧場の中の山頂だから、広々としていて、かなりの開放感がある。目の前には雲をかぶった富士山。ぐるりと周囲を見渡せて、丹沢湖も眼下に見える。
パノラマの景色を見ながら、山の神と昼ごはんにした。ここから帰りの駅までは1時間半もあれば、らくらく着いてしまうから、ゆっくりとくつろげる。それが近場の低山歩きの魅力でもある。山頂を後にしたのは、13:05になっていた。昼ごはんに1時間20分はちと長いか。
山頂にあるトイレに寄って下山開始。見晴らしのいい牧場地帯をどんどん下る。林道あたりまで下ると、暑くなってきた。ぽかぽか陽気のせいだ。つり橋を渡って、谷峨駅には14:20に到着した。
大野山山行は、まさに気持ちのいいピクニックだった。きれいに晴れわたった春や秋にワインでももって再訪したいものだ。