セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

大井川鐵道の旅-2

2009-07-06 | 旅行 見学



                            
11:48金谷駅を出発したSL列車は白い煙を吐きながら大井川沿いを39.5㎞を
ひた走る。千頭着13:12 1時間20分の旅。
観光バスと同じく車掌さんの他に「右は、左は」、と細かい観光付き。

線路沿いの撮影ポイントには沢山のカメラマンが三脚を置きチャンスを狙っている。
そうよね、乗客は列車の雄姿を撮る事は出来ないものね。

民家では家中でお手振りに出ている。ご苦労様です!

沿道の露天風呂では裸の風呂客が皆立ち上がって手を振っている。
いやに家族連れが多いと思ったら今日は日曜日ね。

車内にはTV局が取材に入っているのでご協力をとアナウンス。
旅番組の盛んな昨今はこんな事珍しくないそうだ。
               

珍しいのはガイドさんのハーモニカサービス。
みかんの花咲く丘 汽車 きしゃ 七夕 他皆が口ずさめる沢山のレパートリーを
持ち各車両を回り楽しませてくれる。

車窓は大井川のゆっくりとした眺めや、茶畑の美しさを存分に楽しめた。
                                  

大井川鐵道の旅-1

2009-07-06 | 旅行 見学
やはり雨は降っていないラッキーな旅立ち!

新幹線に乗込むと例外なくホットコーヒーを飲みたがるFちゃん。
30年来このスタイルは変わらない。

N子は自分が"会計係"といつの頃からか自覚していて、今朝もまた旅行用の財布を出し
「今日は¥5000でいいかしら?」と集金してくれる。有難い有難い。

残念な事はNさんの弟さんが亡くなり急遽、仙台へ帰郷、不参加。

東京・品川駅発9:04→静岡駅10:27着 (新幹線こだま)
静岡駅→金谷駅 東海道在来線乗換え30分の乗車。

ベンチシートで私の右隣に座った齢80歳の女性は「どちらへ?」と声をかけて来た。
「金谷駅です」と答えると親しみをこめて「私も金谷迄です」とにこやかに上品に会話開始。
ほかの2人は別の話題で盛上っている。

「百楽園」と言うレジャー施設が駅近、高台に有りそこで旅芸人のお芝居を観たり食事や
温泉を楽しみ1日を過ごすそうだ。
雰囲気は想像できる。で、何やらお喋りしたいらしくご自分の事をオープンに話される。

背中がシャンと伸びていておしゃれさんでとても80歳には見えない。
15年前にご主人を見送ったそうだ。
造幣局にお勤めだったそうだ。どうや当時には珍しい職場恋愛、結婚だった様だ。

造幣局と言うのは東京と大阪にしか無いのかと思ったら、
小田原、静岡、彦根、山陰等日本中に有るんですって。へー、知らなかった。

ご主人を無事見送った後、ご自分の人生を謳歌中だとか・・・・・羨ましい人生も有るものだ。
一息ついたかと思ったら30分経っていた。
「楽しい旅を、オホホ・・・」の言葉に見送られ金谷駅で下車。
これって一つの一期一会、袖すりあうも・・・・フーム。面白い時間。

11:33楽しみにしていたSLへ乗り込む。SL人気って凄い。
座席指定の7両車満席である。

C11 227
昭和17年に製造され北海道の標津を走っていたのだそうな・・・3人共生まれていない。
SLと言えばD51が有名だがC、Dと言うのは動輪の数だ。
Cは3個Dは4個となる。

楽しみだったのはお弁当。これが900円と一寸お高めだが味が濃くなく
おにぎりもおかずも美味しく3人大満足。発車早々頬張る。
               
           大井川鐵道 と表示したり 大井川鉄道 と表示したり。切符は鐵道と書いてある。

               
           このお弁当が3人の口を満足させてくれ、旅の初めを吉(キチ)と占ってくれた。