セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

書き初め

2010-01-04 | セカンドライフ
                        写真はお手本です

夕べ小4のみっ君から「アミー書き初め教えて下さい。」と電話が入った。
昨年は年末から頑張らせたが今年は彼なりに予定も沢山入り今日から書く事にしたらしい。

昨年も同じ思いをしたが付け焼刃って感が否めない。
プラスティックの硯石に墨汁で書道と称しているのでいささか馴染めない。

思えば私も子供の頃書き初めすると祖父母の家に上げに行っていた。
神棚に飾ってくれてお年玉を頂くと言う流れだった。
そして新学期が始まると全学年書道大会用にお清書して出していた。

「みっ君、持ち方が変よ、鉛筆じゃないんだから・・・」、「筆の動かし方がペンキ屋さんみたいよ」なんて
姿勢の事から入るのである。
学校ではどうしているのかを聞くと「先生からお手本を頂き何一つ注意される事無く提出するだけ」と言うのだ。

授業では確かにお習字が出来ない?先生だと注意も出来ないからただべたべたと
書いた書を教室の後ろへ張るらしいのだ。

そして書初め用にお手本と清書用半紙が3枚渡され新年に提出するのだという。

何だか味気無い事この上ない。
私も人に教える程書ける訳じゃないが孫とのふれあい程度に昨年に引き続き見て上げる事にした。

私自身は子供の書の基準として「思い切って元気一杯に書けば良い」というレベルだがそれにしてもお粗末なのだ。

一画一画をぼたぼた墨を付けてべたべたと線を引くだけのみっ君。
初日からアミーが気合を入れると疲れそうなので初日だからお手本を見ながら
「ここは、墨を付けないで其の侭次の点を書くのよ」「ここはしっかりとめて、はい力をそーっと抜いて」
なんて基本的な事をやった。約2時間も経たないうちにみっ君はあくびをしている。

「アミー身体がカチカチで疲れたよー」と泣きが入っている。
そうよね、滅多にやらない事をやらされたら誰だって疲れちゃうよね。
アミーだってついこの間まで経験したもの、じゃおやつにしようか・・・なんて甘いばかり。

しかしこの書初めって言うのは子供達の負担この上無い。何とか区の方で考えて頂けない物か。
書は大事な物だから続けては欲しいが時々は筆を持つ時間を申訳けにするのではなく
ボランティアさんにお願いして見て頂くとか・・・・担任の補助的として。

今日のニュースで小学校の空き教室を保育室にすると流されたが、一昔前なら
「幼稚園は文部省管轄、保育園は厚生省ですから別物です」と頑なだった条例、
小学校の中に保育園を作るなんて保育園不足の時節柄いいじゃありませんか。
何でも柔軟に考えないとね。
その時代に合ったニーズって大事です。

待機幼児の為には場所が小学校の中でもいいわけで・・・・
話は逸れたがお習字の事だって学校の中の空室を高齢者が使ってお習字教室だって
茶道教室だってしてるわけよ、どうにかなりそうじゃないの?区の教育委員様御一考を。