セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

嬉しい電話

2012-01-10 | セカンドライフ
数年前に暗い声で、会社でいじめにあって辛いのです。と元同僚から電話が有った。
大人の社会でもいじめなんて未だ有るのかと呆れた悲しかった。

新宿・中央区等のオフィスで同僚として一緒に働いて来た仲間。
資格試験勉強の時、彼女が居たからこそ私は最後まで頑張れたと今だに感謝している。

中央区の本社から北海道へ転勤になり、ご自分の故郷へ帰って行き、良い移動だと
二人で喜んだものだ。
数年間は、北海道へ帰れて本当に良かったと、たまに会ったり電話で話していた。

ある日、道東の方へ出向になったと電話が入り、それっきり電話が途切れていた。
楽しい時は誰にだって電話し易いのだけど、辛い事が有ると他人に話す気にさえ
ならないものだ。

一年位して、どうしても辛くて、夜も眠れないし病院に通って治療しているんだけど
会社に行こうと思うと辛くて足が前に進まないと、言って来た。
うん重症だねとは言って見たものの病院に行って駄目なら、暫く病気休暇等使用して
少し落ち着いて見たら?等々。

余り役にも立たない事しか言えなかった。「貴方をひっぱたいてやりたい」なんて
毒のある言葉を投げかけられたって・・・・・聞いている私の方が涙が出そうだった。

その後、元会社の友から電話があり「あの方退職しましたヨ」と報告を受けた。
未だ定年退職には少し年数もあるけど、我慢出来ない程永くも無いのにな~と
勿体ない気がしていた。

何の力にもなれないので、時折りどうしただろう、何とか落ち着いたかしら?・・・・と
案じていた。

夕べ、突然「北海道の私です~」と、明るい声で電話が入り驚いた。
2.3年は苦しかったんだけど、漸く小さい会社ですがフルタイムで働く事になりましたー。
自宅から通えるし、安定剤の薬も要らなくなりましたー

本当に良かった。彼女は経理の腕も十分なので、その会社からお誘いを受けたそうだ。
何でも勉強はしておくものだねー、なんてすっかり明るい話題で終始した。

この一年は雇用保険を受給していたそうだ。
「雪が溶けたら、東京に気分転換にいらっしゃい」と誘ったら「アミーさんが
札幌に来て下さい、案内しますから・・・」と逆に誘われてしまった。
嬉しくてホッとして気が抜ける様な思いだった。会うのが楽しみになった。

何か辛い事が有ってもちゃんと収まる事が有るのよね。嬉しくて感涙してしまったサ。