セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

ふじ丸・小笠原ラストクルーズ⑥

2013-07-02 | 旅行 見学
早朝から父島を望む船客 

    
            通船は地元の協力で30名位ずつ乗り込む。

   
           眼前に父島二見港。
     二見港目印の灯台 
    思った程揺れていない。ふじ丸~5分位。

  
  ブイ、船の前後の黄色で丸い物。
             

早朝に小笠原に着き沖合で、ブイを定着させる作業をしている。
父島は思っていたより大きく前面が塞がれる程だった。
美しい海の色、やっぱり南下して来ると違う。港には民家は有る物の集落が一つ。船から見るとエッ?ここがメインの街なんだ~。ちょっと意外。      

朝食は、30分早く7:00~始り大きな桟橋が無い島は、二見湾(フタミ)に入港しても、ブイでしっかり定着してから地元の漁船に乗せて貰い(通船ツウセン)浜の桟橋に着、上がる。オプションを希望している人は、9:00頃から下船して父島に入って行く。

小笠原ではなく、小笠原諸島と呼ぶのが分かった。無人島の小島が数百と有る。中で一番大きい島が父島(諸島の中心地)そして母島の順で、住民が住んでいるので(2000人位)小笠原役場、幼稚園小学校、中学校、高等学校まで有り、母島は小、中学校迄しか無いので、高校は父島に寄宿する様になっているそう。

自分の分校時代を思い出していた。

     
         散歩をしていて、ふじ丸が見えるのが嬉しい。

  

  

父島に上陸して、私はAご夫妻と街の中の散策と観光センターの中で小笠原の厳しかった時代の歴史を画像で観たりした。村営バスに乗りたかった私は一回目小湊海岸方面に行く便に乗った。意外と多いと思った便は、村民の為の足にもなっているのだろう。何れも村役場が起点になっている。
一番高い山でも300m位しか無いので山に登る健脚組も居る。I子ちゃんは島の船で、島の外を回り山にも行くオプションに参加。彼女は元気が余っているので貪欲な行動をする。

村営バスは一回¥200で一日券は¥700。どうなるか分らないので、¥200のチケットで回る事にした。島の人達は皆さん、のんびりで旅行客を心から歓迎ですと言う表情。
今日は週一回の、生活用品や食料品が届く日なのでとても楽しみだそうだ。バスで山の向うから下りて来て二見湾に着く「おがさわら丸」から下ろされる荷物を待つのだそうだ。満面の笑みだ。

島の物価は自給自足と思っていたのに、漁船で収穫した魚は、一度全部東京・築地市場に行き、それを再入港するので勢い高くなってしまう。納得出来ないな~。農地とかは見かけられない。唯一の産業はパッションフルーツ。世界遺産にもなり唯一、大陸とくっついた歴史の無い島を守るために制限も多い。当然農薬・肥料など使える農産物も難しいのだと思う。

途中でAご夫妻は疲れた様で、船に戻った。買い物好きなお二人なのに、お土産屋さんも無い。私は郵便局に行って、お金を入金したり、記念切手を買ったり楽しんだ。因みに小笠原郵便局は01794と記帳された。
そして又、村営バスに乗り島の奥の方へ行って小さな浜に下ったり楽しんだ。食事をしたいお店も無いので通船で本船に戻りランチをした。(私の偏食が原因)

帰って来ないなーと思い心配していたら、I子ちゃんはちゃっかりお寿司屋さんに行ってイカ寿司を一人で食べて美味しかった~と満足をして帰船した。もう彼女で最後のすしネタだったとか。
島の人達は、気候が悪く船が入れなければ、入って来るまで待つのだそうだ。大変だなーと思うけれど彼らは既に当り前と受け入れ自然にそれなりの生活をしている様だ。脱帽!

 
                            ナンバーは品川でした。  
道路も奇麗に整備され、足元のブロックも可愛い。