セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

軟らかなタケノコ

2014-04-16 | セカンドライフ
  私は子供の頃から、赤ちゃんのお守りが大好きだった。道路を挟んだ後の家に双子ちゃんが生まれた時には嬉しくてうれしくて毎日双子ちゃんを見に行った。遊んだり抱っこしたりおんぶしたりしたかった。近くの親戚にも赤ちゃんが生まれた時は。何かにつけてお守りに行った。こちらも小さいので殆ど抱っこはさせて貰えず(屋外で)白い晒しのおんぶ紐でお散歩をしたり楽しい時間だった。田舎は常に忙しいので「守子さん」と言われて重宝がられたものだ。

先日双子ちゃんの一人が、母にお線香をあげに来てくれたので、数十年間会っていないので、嬉しくて「お久しぶりだわね~」と私がお守りして上げた事を、話して上げたけど、全く覚えていないと言われがっかりした。そうよねおんぶして貰っているのに覚えている方が、怖いんだけど・・・・。可愛かったころの話しに花が咲き彼女も喜んでくれた。その話が効いたのかどうか(効いたのかも)、彼女の家の昔から有る、竹林から、孟宗だけの可愛いタケノコを頂いた。彼女がちゃんとした女性だなと思って嬉しくなったのは、ビニール袋に米ぬかを付けてくれた事だった。今迄随分タケノコを頂いたが、米ぬかを付けてくれる人は少ない。
勿論お米のとぎ汁で代用する人が多いのだけれど、一寸した事に気が付くって素敵な事じゃない。嬉しくなる私。そのせいかどうかタケノコが殊更軟らかく思えた。小さいタケノコなので、それ程灰汁は強くない。
タケノコご飯には、生の儘でも十分香りが良くて美味しい。刺身タケノコでも美味しいい。この季節に旬の軟らかいタケノコを食べられるのは、本当に幸せな気分になる。京都の方でもきっと美味しいに違いない。けれど、お店で食べるとびっくりする程高いので、やっぱり我が田舎のタケノコが良いと決めた。

    今回は沢山のぬかで茹でた。 
   
最後のタケノコはこんにゃく、シイタケと煮た