熱海温泉合宿

　熱海駅から山の方へ向かってタクシー5分で宿に着いた。宿と言うより別荘にしている人や、常住している方様々。部屋数500個位の大きなはハイツは、なかなか管理も行き届き、生活が、しやすい様になっている。到着後二人のＭちゃんは早速温泉プールで泳ぎ出した。子供用の浅いプールと少し大きなプールと2つ有るので伸び伸びして泳いでいた。
私は体調が心配なので、プールの見える部屋で新聞や雑誌を読んで過ごした。他にも図書室も有るらしいけれど、やはり部外者なので、少し遠慮した。2人はプールのヘリに座ってお喋りをしたり、背泳等など嬉しそうにプカプカ泳いで、お風呂に入って出て来た。じゃ、卓球でもしましょうかと2台有る卓球台で1時間弱卓球を、いやピンポンで遊んだ。体育の種目を2種目こなした事になる。快調にスケジュールを進めた。
月一で最低必ず来ているＭちゃんは、私達の為にゲストルームを用意しておいて下さった。
ゲストルームでゆっくりお茶をして、さて3種目の科目は書道と言う事になった。師範のＭちゃんはサラサラと書き、見ていると筆の流れが奇麗で、美しい線で見ているだけで心地良かった。不思議な事に
マンションの部屋が既に生活の場となっていてドシッと落着いているこれ又、Ｍさんと初めてお会いした。Ｍさんは既にハイツの主の様な方で、30年位は住んでいらっしゃり、終の棲家と考えておられる様のだ。不思議な出会い。Ｍさんはお手本を出したら、さらさらさらと書かれた。打ち合わせして有るわけではないのに、うまい巡り合わせ。皆Ｍさんなので難しいけれど、これ程ドンと構えて、カラオケでも何でも事もなげにやっつけてしまう。初対面でも彼女のお人柄なのか、和やかにお喋りをした。大体私達3人も携帯番号しか知らないし、とても友達と言いきれないけれど、この旅が決まったのだから、不思議で仕方がない。ご自宅が何処にあるのかも知らないし・・・・。
夕食には、彼女の立派な車でお勧めの中華屋さんまで、送迎をして頂いた。思いがけない出会いに4人で楽しい一晩を過ごした。夜10時過ぎに自慢の湯、かけ流しの温泉に入った。毎日お湯を入れ替えていると言う事で、奇麗だった。翌日踵をこすったらつるつるしていた。早くも温泉の効用を感じた。私と台湾Ｍちゃんと二人でゲストルームに泊まり、主のＭちゃんはご自分の部屋に帰って行った。別荘生活を堪能している方の中には、大学教授や作家さん等、様々な職業の方が、自宅として住民となっている。Ｍちゃんの様に別荘として利用している人も結構いるらしい。
とても生活し易い温泉ハイツになっている。
　　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　一回お手本を見ただけで「はいはい」と、さらさらと書かれた。Ｍさんはお見事な人生を過ごされている。人には人の、色々な生活が有るのね。ここのハイツは熱海の夜景の美しさにも相当貢献している。