はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">釈然としない。</font>

2005-08-07 21:33:28 | さもないこと
毎年この時期になると放映される原爆関連番組を見るたびに釈然としない気持ちになります。
糾弾されるべきは大量殺戮を引き起こす人間の行為、政治構造であるはずです。
原爆は数多ある原子力技術の中のほんの一分野に過ぎません。
それなのに、あたかも「原子力技術=原爆=被爆」であることが自明のような指向性の報道がなされている事実には空恐ろしいものさえ感じます。
科学技術自体には善悪はないと私自身は考えます。
善悪や悲劇を生む元凶は、科学をわざと誤読して都合の良い意味を付加しようとする人間の文化にこそあるのではないでしょうか。
そう思えてなりません。



<font size="-3">「大人の科学」8号。</font>

2005-08-07 20:47:10 | 科学など
前々から気になっていた学研の「大人の科学」。
ずっと我慢していたのですが、今回の8号は付録に負けて購入してしまいました。
その付録とは、テンプ式振り子時計の組み立てキット。
otonanokagaku2←これがキット一式。
(本来ならばこんなことをやっている場合ではないのですが(^^;)さっそく組み立ててみました。
丁寧すぎるほどの解説書もあり、半時程度で完成。


otonanokagaku3
ところが、解説書どおりの重さの錘をつけたところ、振り子が1秒に満たない高速で振れてしまい、どうにも調節できません。そこで、錘重量を4割カット。
なんとか1拍1秒ほどのリズムで時を刻んでくれるようになりました。
一回のネジ巻で約13時間稼動します。
不安定にぎこちなく、しかし着実に時を刻む原始的な振り子時計。
職人たちの生み出す精緻な装置には遠く及びませんが、なんとも不思議な愛着を生むからくりです。