茂木健一郎氏のブログ「クオリア日記」のエントリ「群雀の中の白い雀」を読んでいて、昔みかけたスズメのことを思い出しました。左がそのとき撮った写真です。（クリックするとフルサイズ表示されます）
比喩ではない、現実の白いスズメ。
若冲の絵を見て何かを感じるのと同様、このような光景に出会ったとき、私たちは白いスズメという存在に何らかの意味を投影しがちだと思います。
しかし、この個体自体にしてみれば、それは単なる表現形の違い。目立つので天敵に補食されやすくなるというデメリットはありますが、体色にそれ以上の意味はありません。
人間の付与するイメージとは全く別の次元で自らの生をただひたすら生きている動物たちを見ていると、なにやら居ずまいを正したくなります。
このスズメが今どうしているのかはわかりません。
しかし、スズメは存外にたくましい動物。
案外一族を増やしているかもしれません（笑）。
デメリットに負けず無事子孫を残していてほしいものです。