はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">KKP#5「TAKE OFF」5月20日公演。</font>

2006-05-20 23:54:51 | アートなど
兵庫県の神戸オリエンタル劇場で上演されている、小林賢太郎プロデュース公演第5作「TAKE OFF」の昼および夜公演を観て参りました。
神戸の方々のノリににんまり。やはり、公演の土地柄というのは確実に存在すると思います(笑)。
ネタバレになるといけませんので内容には触れませんが、連想したことを2点だけ。
まず、題名を知った時からずっと連想していた「OpenSky Project」。これを、再び思い出しました。
「OpenSky Project」とは、現代アーティストの八谷和彦氏が主催するアートプロジェクト。軽量小型の飛行機(まるでメーヴェのようなもの)で有人飛行ができることを証明する、というものです。この「OpenSky Project」のテストフライト動画を先日見たばかりだったので、公演中、本筋とは無関係なところでいろいろなことに思いを馳せてしまいました(笑)。
「OpenSky Project」のことが気になる方は八谷氏ご本人のサイト→こちら をどうぞ。

連想もうひとつ。
KKPは、すべての作り手のための作品なのかもしれない、と何となく感じました。
ものをつくるということにはそれ自体に何か特別な価値があるのではないかと感じさせてくれる、とでも申しましょうか。
これは佐藤雅彦氏の諸講演や先日の岩井俊雄氏の講演を聴いていても感じたことなのですが、人はなぜものをつくるのか、という命題への答えを、各人が各作品を通じて世に呈示しているのかもしれない、そんなことを考えた次第です。