はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

吹越満「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『XVIII』」仙台公演。

2006-12-07 01:08:33 | お知らせ
昨日12月6日は、仙台青年文化センターシアターホールで上演された「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『XVIII』」の19時公演を観て参りました。
昨年の夏に仙台市民会館で初フキコシを体験し、その予想外の面白さにすっかり感服。
今年も仙台でのライブがあると知り、とても楽しみにしていた公演です。
期待に違わず、今回もとても吹越氏らしい素晴らしい舞台でした。
まるでインスタレーションのような映像パフォーマンス、アナログな一発芸を集積した物語群、客席を巻き込んだ思いもよらないパフォーマンス、下ネタ満載のおバカコーナー、ひとり何役もの演じ分けを利用した奇想天外な逆転劇、そして恒例ボツネタコーナー。
私が吹越氏のソロライブに感じるのは、気負わないアート的視点です。
映像を利用した作品群は、そのまま立派にインスタレーションとして成立するのではないかとすら思います。
そこへ加えてさらに、アート的でありながら、非常におおらか。
抜群の身体能力と瞬発力に支えられた表現は常に安定感が感じられ、いくら観客を翻弄しようと全くイヤミにはなりません。舞台と客席の距離も文字通り『近い』ものに感じられます。
下ネタが炸裂しても不思議と上品に感じられるのは、肩の力が抜け飄々とした突き抜け具合のおかげでしょうか。
開放的で精緻、なおかつ面白い構造を持った舞台、大好きです。
次回公演は未定とのことですが、期待を最大限にしつつ気長に待ちたいと思います。
ちなみに今回の『XVIII』上演は、残念ながらあと1公演のみ。
大千秋楽は明後日の8日(金)19時から、広島のNTTクレドホールでの上演だそうです。
当日券もあるようですので、興味と機会がおありの方は、ぜひ。

そういえば、会場で初めて知ったのですが、昨年のライブがDVD化されていたようです。
物販で迷わず購入しました。
映像と身体表現の同期が素晴らしくてドキドキが止まらなくなった2005年の舞台。
こうしてまた目にできることが嬉しくてたまりません。
面白いモノやインスタレーション好きにはおすすめ。
気になる方はamazonのリンクから様子をうかがってみてください(笑)。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hazamanoiori-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000ICLNOW&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

なお、昨年の舞台の感想記事は→こちら
ご参考まで。