心理学者の河合隼雄氏が逝去されたそうです。
河合氏といえば、文化庁長官云々というよりも、児童文学に造詣が深い方として敬愛しておりました。
ユング心理学という観点から児童文学を読み解いた氏の著書「昔話の深層」や「ファンタジーを読む」は英米児童文学ファンにとって非常になじみ深いものかと思います。
中学高校時代に氏の著書と出会ったことは私にとって大きな事件のひとつでした。
そして大学時代、たまたまNHKで放映されていた大学教授の講義を見て感銘を受け、最後のテロップで、たった今聴いたのが河合隼雄氏の京大退官記念講義だったと知って驚いた時のことが今でも忘れられません。
退官記念講義で氏が言及されていた「コンステレーション」というキーワードは今も私の心に根付いています。
ものごとをとらえ考えてゆく上で、大きな示唆と方向性を与えてくれた氏には感謝しきれないほどです。
まだまだ矍鑠としていらしたことを考えると、他界されたのが残念でなりません。
氏の研究と教育と臨床、そして著作と文化活動など、多くの業績に敬意を表して。
心よりご冥福をお祈りします。
河合氏といえば、文化庁長官云々というよりも、児童文学に造詣が深い方として敬愛しておりました。
ユング心理学という観点から児童文学を読み解いた氏の著書「昔話の深層」や「ファンタジーを読む」は英米児童文学ファンにとって非常になじみ深いものかと思います。
中学高校時代に氏の著書と出会ったことは私にとって大きな事件のひとつでした。
そして大学時代、たまたまNHKで放映されていた大学教授の講義を見て感銘を受け、最後のテロップで、たった今聴いたのが河合隼雄氏の京大退官記念講義だったと知って驚いた時のことが今でも忘れられません。
退官記念講義で氏が言及されていた「コンステレーション」というキーワードは今も私の心に根付いています。
ものごとをとらえ考えてゆく上で、大きな示唆と方向性を与えてくれた氏には感謝しきれないほどです。
まだまだ矍鑠としていらしたことを考えると、他界されたのが残念でなりません。
氏の研究と教育と臨床、そして著作と文化活動など、多くの業績に敬意を表して。
心よりご冥福をお祈りします。
そう、ネコ好きでもいらしたんでしたね。
同時代を生きた文化人の訃報を知るたび、一口では言い表せない寂しさを感じてしまいます。
氏の理念と心意気が多くの人々の中で生き続けることを願ってやみません。