はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">イメージの庭vol.2「脳の中の鼓動」。</font>

2006-02-10 23:58:35 | アートなど
2月でいちばんハードな1週間を乗り切ってほっと一息の金曜。微妙に体調が悪い中、せんだいメディアテークで開催中のショートフィルム上映会、イメージの庭vol.2「脳の中の鼓動」へ行って参りました。
第1日目の本日は、近年選りすぐりのショートフィルムを集めたプログラムB(79分)の上映。
来場者は少なめでしたが、上映前には学芸員さんからの前説もあり、とても雰囲気の良いオープニングでした。
行って良かったです。
このイベント、2月10日(金)~13日(月)までの開催。
6つのプログラムが計2回づつ上映されます。
ちなみに、プログラムAは、NAMIKIBASHIでおなじみの小島淳二氏率いるteevee graphics 特集。本日いただいてきたプログラムによれば、テレビコマーシャル、ミュージックビデオ、テレビオープニング、ショートフィルム、と多ジャンルの映像作品が上映されるようです。「Tell Me」のPVなどNAMIKIBASHI作品もメニューに入っているので、ラーメンズ好きも要チェックです。
なお、明日11日はプログラムF、A、B、C。
12日はプログラムC、D、E、A。
13日はプログラムE、D、F。
という上映スケジュールだそうです。
詳細はせんだいメディアテークHP→こちら をどうぞ。


以下、メモ程度にプログラムBの個人的感想。ネタバレしておりますので、これから見る予定の方はご注意を。
『Rehersal』 一発的なネタ。わりと好き。
『Banzai Cooking』 デフォルメが面白い。しかし、私にとっては少し冗長?
『Water Melon Love』 特異な世界。日本人や欧米人には無い感性?
『Foot Cred』 街並をシャッフル。カッコいい。でも少し長いような気が。
『America's Biggest Dick』 演説映像に口の合成。強烈。痛烈。
『Made In Japan』 カタカナのフォルムの美しさに気付く。
『What Goes Up Must Come Down』 ロンドン。タクシードライバーと人々の悲喜こもごもの夜をラップにのせて。けっこう好き。
『Poetry Of Suburus』 重力から解き放たれた建造物が描く軌跡。美しい。ある意味幾何学的なモチーフが個人的ツボをヒット。クラクラきてしまいました。大好きです。
『Right Place』 正しい場所に直す中田さん。前半のディティールに笑い、後半の言葉に涙。どこか飄々としておかしいけれど純粋。なぜだか佐藤雅彦氏のことを連想してしまいました。これも大好きな作品です。
『Milky Way』 カラフルな球頭を持ったモノクロの人々。ハトバスツアー。頭の文字で言葉を紡ぐ。軽快な作品。
『Flowery』 水に滲んだように拡がる色彩で次々開く花々。短いけれどとても美しい作品。
『或る旅人の日記』 確固たる世界観を体現したアニメーション。ほのぼのとした絵。乗用豚が素敵(笑)。NHK教育あたりで流して欲しいです。
『Too Far West Is East』 長方形の全天映像が新鮮。シンクロが心地良い。
『Bloomy Girls』 女性の輪郭に重なりつつ構造を失いながら展開する色彩。
『Shuriken Cut』 DJと忍者の類似性にびっくり。
『我は行く』 コマ撮りアニメ。ひょっとすると、写真のパラパラマンガ? 妙に惹かれた作品。
『WAMONO』 昭和的実写からハイパーテンションなアニメーションへ。非常に気になる絵柄。好きです。
『The Big Sleep』 人形のコマ取りアニメ。カウボーイと馬。郵便配達員。卓球の玉がアクシデントを誘発。時間の経過。冒頭でフランス?と思ったらやっぱり。コンセプトはわかるけれど、やはり、フランス人、わからん・・・。(←ちなみにこれ、『八日目』『ポネット』『僕のバラ色の人生』『アメリ』などで思ったこと。どうやら私にはフランス人の感性がいまひとつわからないようです。)



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