なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

未だに門前の小僧です

2008-04-22 18:28:04 | Weblog
 私が囲碁を覚えるきっかけは門前の小僧的なものでしたが、あれから半世紀は経っているのですが、「門前の小僧風」なところは今でも引きずっている。
 例えば、居間にノートパソコンを持って行ってネット碁を打ったり、観戦をすると、、、当然自然にTV放送の音声と映像が入ってきます。
 サッカーの贔屓チームの試合では、応援・観戦専門ですからそういうことは無いし、文字による試合中継ならパソコンはそちらに使うから無理ですが、それ以外なら両方できる。
 特に自分で打つのではなくて、対局観戦の場合は気楽に・・・
  まさに「ナガラ族」ですが、そういえばこの言葉は私たちの世代が、ラジオ番組を聞きながら受験勉強をした時に出来た言葉だったような気がします
 そうだとすれば、「ナガラ」+「門前小僧」は今も続いていると言うことになる

 さて、家の女房殿はかなり晩生の韓ドラファンでして、友人の熱狂的早稲韓ドラファンが持っているCDを借りてくるのです。
 CD10枚組みとか、20枚組とか、、、1枚に2話から4話入っていますから、、、全部見るのは大変な作業ですが、着実に・次々と・・・結構似たもの夫婦かもしれない。
 ですから居間でネット碁を観戦すると、目はパソコンの碁盤を見ているが、耳にはドラマのBGMと、役者の台詞が流れている。
 全く、こういうことに慣れて?来ると、それほど真剣に見ていなくてもドラマの流れもなんとなく分かったりして(韓ドラの共通点を感じたり)・・・どちらも中途半端というか、分裂気味にどちらもできてしまうと言うか
 台詞は韓国語で字幕スーパーですから、ストーリーはちゃんと見て無いとわからないはず・・・なんですが、欧米系の字幕物とは全く違う、、、仮に画面をろくに見なくても、言葉の調子、たまに見たときの役者さんの表情、ドラマのムードでドラマの流れが分かるような気がするのですから、同じ東アジア系と言うか、慣れって恐ろしいですね。
 韓国語も聞いているうちにだんだん慣れてきます(やはり中国語より距離が近いという感じがする)。
  以前から挨拶の「・・・ハシムニカ」とか「・・・スミダ」は知っていましたが、「カムサハムニダ」のカムサ=感謝、ヤクソ=約束とか、耳から入ってくるだけでも、慣れてくると分かることがあるのですね。

 ところで、あるドラマの中で、一流会社の会長の豪邸がソウルの平倉洞(ピョンチャンドン)と言うところにある(違ったかな?)・・・チョウ・フニョンさんの本の中に「このインタビューは平倉洞のご自宅で・・・」とあった。
 財閥の会長の自宅と言うのだから、日本で言えば田園調布とか代官山とか青山(私地方出身なのでその程度しか思いつかないけれど)のイメージでの設定でしょう。
 となると、チョウさんは凄い所に住んでいる?
 囲碁界の第一人者の一人だし、地位・名誉も収入もあるだろうから不思議ではないけれど、興味深く「平倉洞」という地名を見ました。

 ところで、韓国の恋人同士・・・女の人は男性を兄貴的親しみを込めて「オッパー」と呼ぶらしい。
 2枚目スターの追い掛け少女たちが「オッパー」と叫ぶことから「オッパ隊」と呼ばれているから・・・
 ところが字幕をみると「オッパー」のところが「○○さん」と訳されている
 「○○さん」なら「○○シィ」でも良いのに
 要するに訳しにくい言葉なんでしょうね・・・イメージは分かっても言葉にしにくい
 そういえば日本には「妹」がありますね
  血縁的な妹ではなくて、恋人とか妻とかの・・・
 日本には男からみて「妹」、韓国では女性から来て「オッパー」
 さてさて、いくつになっても「ナガラ」の癖は抜けないし、ジイサマになっても門前の小僧です。
 真剣に打っている筈の碁より、「ナガラ」の方の情報が溢れてくる・・・
 こういうことだから進歩が無いはずです、確かに。