なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

残り時間

2010-02-06 02:08:26 | Weblog
 木曜日に引き続き金曜日も市内の事務所回りで歩きまわりました。
  仮に車で回っても”歩きまわる”と言う表現も出来ますが、この仕事は文字通り歩きまわるのです。
 市街地での駐車禁止の順守と訪問先およびその周辺で迷惑をかけない、合わせエネルギーの無駄を省き・・・しかし私などは地球の引力に逆らっているので楽ではない。
 ともかく二日連続は多少こたえる。
  ましてや腰痛を抱えていますから。

 さて昼食は訪問先の近くに住宅地図ではお蕎麦屋さんがある・・・事になっていましたが、店の前に立つと暖簾が出ていない。
 硝子戸の内側には暖簾があるのですが、入口のガラスの汚れ具合からして定休日と言うより休業・廃業のように見えました。
 そこで、Uターンしてその近所のパスタ店でランチ。
  一言で印象を言うと、道楽息子が店をやっていて母親が手伝っていると言う感じ・・・。
 夜はパブになりそうなのに、昼間はランチの店のようです・・・繁華街から離れている店にしては安くは無いですが、同行の同僚はパスタ好きでもあり、予算御札1枚なのでギリギリOK.
 値段の割にしゃれた感じで、ランチとしては合格ラインで、次にこの地区で昼になった場合には選択肢の一つになるでしょう。

 食後の話題・・・思い返すと明るい話題では無いが私くらいの年になると・・・。
  停年の話、亡くなった方の話とか、果ては平均寿命の話。
 私:「日本人の平均寿命は長いけれど、今はいくつくらいでしょうね?」
 同僚:「多分74くらいだと思ったけれど・・・(本当は男79才くらいらしい)」
 私:「そうするとあと12,3年しか残された時間が無いですね」
  そうなると、50歳代の10年を考えると次の10年はあっという間に感じると予想できる。
 まあ、生まれてすぐに亡くなった人も、若くして交通事故で亡くなった人も合わせての平均でしょうから、今この年令の人間は平均の表示よりは多少は長くはなるとは思いますが、いずれにせよ”残り時間”が気になる年になりました。

 生まれてから死ぬまで一局の碁だとすれば、今はそろそろヨセのダメ詰め。
  既に体勢は決しており、大したことは出来なくて、後は大ヨセせ、小ヨセ。
 このゲームは形勢芳しからずでも投了無しがルール。
  悪い碁をいつまでも打たなくてはいけないのも、潔くないのですが投げるわけにもいかないので、死なないうちは生きなくてはいけないという困ったものです。
 囲碁の場合は「石の力」が重要で、生きて行く上では「意志の力」も大事ですが、加えて私の場合には要メンテナンスなので「医師の力」が必要。
 循環器内科、生活習慣病、総合的な内科・・・三人の先生に見て貰っている。
  これはどうしようもないと見るべきか、けっこう贅沢なネバリ腰言うべきか。