きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

400年続く『やねごじき』

2015-10-12 14:50:21 | 田舎日記
阿波市市場町に、400年以上続く伝統行事『やねごじき』が、
今年も開催されている。
最終日の今日、午前中に見に行ってきた。


私が子供の頃は、町で1番賑やかだった町筋の商店街の店先に、
それぞれの店主が競い合って、自慢の手作りの人形を飾っていた。

その頃は、町も人も元気で活気に満ち溢れていた。
やねこじきを見に来る人も大勢いて、
小さな私は、人並みに押されながら、
大人の脇の下から、人形を見て歩いた記憶がある。

今は、商店街もその頃の面影はなく、
店を開けている数の方が、少なくなている。

商店街の衰退と、店主の高齢化で、
やねこじきを作って飾る店も、なくなってしまった。
やねこじきの名前の由来になったと言われる蜂須賀公の大名行列も、
資金難で今年から廃止になり、
ますます、伝統の火は細くなる一方だった。

…が、最近は、商店に変わって、中学校の美術部の生徒さんの参加があり、
伝統の火は、若者にバトンタッチされているようで、
嬉しく思う。

警察署の振込詐欺防止の作品


徳島新聞社賞
特別養護老人ホームさんの作品





阿波商工会長賞

ホームに入居のお年寄りのちぎり絵が素晴らしい‼︎!


市長賞

阿波中学校の美術部の生徒さんの作品
ソックリ‼︎!


教育長賞
市場中学校の美術部の生徒さんの作品



議長賞
北条民雄は阿南市出身の作家であり、20歳時に国立ハンセン病多摩全生園へ入所した。
入所後、川端康成の励ましを受けながら創作に精進し、珠玉の作品を遺している。
22歳時に「いのちの初夜」が文学賞を受賞し、ベストセラーになる。
1937年死去(行年23歳)



コメント
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