きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

柿渋染めのコースター

2019-01-28 08:56:39 | 染色
なんだか、身体が怠い…

楽しみにしていた、ちめいどの雄介君のライブが終わり…

ネジが一つ外れたように、
気持ちも身体も、だらしなくダラダラとしている。

すぐに、やる事も、楽しみも、見つけられそうに無かった。

やる事…無いわけでは無い。

ある…。

掃除も、見えない所に、埃がたまっている。
カーテンの向こうの窓ガラスだって、
本当は汚れている。

そんな仕事は、たくさん有るのに…

それって、今すぐやるべき仕事なのか?

責任ある仕事なのか?

…と、言われると、そうでは無い。

しなくても、誰かに迷惑をかける仕事…
では無い…。

年寄りには、
少し先に目標を持たせる。
一つ責任のある仕事を任せる。

そんな話を以前、他人事のように聞いていたが、

自分が、その歳になると、
その言葉の大事さが、よく分かってきた。

だけど、
誰も、その目標を与えてくれない。

責任ある仕事など任せてくれない。
むしろ
歳だから…と、取り上げられてしまう。


自分で探さなきゃ…。

任せられなければ、
自分で自分の行動に、
責任を持つようにしなければ…

そういう事で、
急がないけど、先週染めた、柿渋染めのコースターを仕上げることにした。

コースターは、
柿渋液を刷毛で2度塗りして、
日光に干しておいた。

冬の弱い日差しでは、あまり効果が出ないようだ。
夏なら、もっと濃くなっただろう…

そのコースターに、木酢酸鉄の原液を薄め、
筆で模様を入れた。

木酢酸鉄…は、
ミョウバンとか、酢酸銅…とかと、
同じように、よく使われる一般的な媒染液。

ずいぶん薄めたのに、
筆で書くと、サッ…と、黒くなる。

魔法のように…



今まで、柿渋糊を、つかって、バックなどを制作してきたが、

柿渋液も、楽しい…。

だが、こんな小さな作品でも、染めムラが出る。

大きな作品になると、余程慎重に作業をしないといけないだろ。




このコースターも目的があって作ったものでは無いから、

2年先の展示会までタンスの中…




コメント
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