きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

えっ!…喪中の葉書が

2019-11-06 09:34:00 | 染色
今年も後2ヶ月足らず、
数えてみれば、残り55日だった。

一年が早かった。
年々早く感じるのは、歳のせいか?


昨日、
夕方の買い物帰りに、ポストを確認すると、
喪中の葉書が2枚入っていた。

エッ!…
二人とも20年前、染色のお稽古を一緒にしていた人。

Kさんは、3〜4年前に、老人施設に入ったと、電話を頂いていた。
いつもの穏やかな、優しい声だった。

その施設が、宝塚だったので、
「又お会いしましょう」と、約束しながら、
実現しないままになっていた。
大きな後悔が残ってしまった。

Kさんは、元女子大の教授。
そんな肩書きを微塵にも感じさせない人で、
私の事を、気に掛けてくれる優しい人だった。

いつも、電話をかけてくれるのもKさんの方だった。

そして、
母親の様に、私を褒めてくれ、
励ましてくれた…。💧💧


Dさんも、同じ頃からお稽古をご一緒していた。

私が初めて浴衣生地を染めた時、
浴衣を仕立ててくれたのがDさんだった。

難しい模様だったのに、
綺麗に縫ってくれて、展示会に出展した。

7〜8年前から
入退院を、繰り返されている…と、
話を聞いていたので、気になっていたが…

二人とも、久しくお会いしないまま…😥

あの頃は、だんだん遠くなるが、
薄れはしないまま
私の中にある。

みんなで学んだあの教室も…
たくさんの人に出会え、語り合ったことも…
失敗に落ち込み、偶然の出来に、
飛び上がって喜んだことも…

真剣に染色談義を出来る人が、
一人、二人…少なくなっていく。

寂しい…😔

二人の思い出を辿っていたら、
思い出した。
あの頃の楽しかった染色の事。

色が染まるだけで、感動していた。

忘れかけていた楽しむ心や、
感動する心…を、二人が思い出させてくれた。

綺麗に染めることばかりを気にして、
悩んでいたが、

悩むために、染色をしているのではない…

楽しもう…あの頃の様に…
初心に帰ろう!

人も、色も出会いだと思う。

たくさんの中から、
二人に出会えた事、
私に出会ってくれた事に、感謝して…

Kさん Dさん
安らかにお休みください。🙏












コメント
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