きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

100年前の鳴尾いちご…に。

2024-05-17 09:14:00 | 生涯学習大学
5月16日 ☔️
小雨になったり、激しく降ったり…
その間に、止み間もあったり…

結構、風も強い。

そんな中、9時半に家を出て、
自転車で鳴尾大学に出掛けた。

いつもは、武庫川女子大学から
先生に来ていただいての講義だが、

今日は、受講生の私達が、
武庫川女子大に行って講義を受けた。

鳴尾大学が始まって、初めての事らしい…

10時に鳴尾大学の会館を、みんなで並んで出発した。

女子大の入り口には、
可愛い孫みたいな学生さん達が、
にこやかな笑顔で、お迎えしてくれた。

6階まで先導して頂き、理科室で講義を受けた。
「鳴尾いちごの歴史とその魅力」
講師は、教養学部の酒井先生

100年前、この地、鳴尾は(旧鳴尾村)
鳴尾いちごの栽培が盛んで、
海辺まで、いちご畑が広がっていた。

苺が実る季節になると、村中にいちごの甘い香りがした…と。

その頃のいちご狩りは、
今の、ディズニーランドの様な、
贅沢で楽しい娯楽だったようで、

いっちょらいの着物を着て、出掛けたそうだ。

そんな鳴尾いちごも、室戸台風の被害に遭い、衰退していった。

その苺を復活させようと、武庫川女子大の酒井先生や学生たちが、栽培を始めた。

講義の後、屋上に上がると、

コンクリートに囲まれた、箱のような畑が何個かあり、苺が栽培されていた。



丁寧に栽培されているようで、青々とした葉っぱの下から、赤い実が何個も見られた。




摘み方を教えていただいて、

(チョキの指の間にいちごの茎を挟み、親指でいちごのお尻を押さえ、手首を捻るように引っ張る)
いちご狩りを体験させて貰った。

ほんの少しの時間だったが、
昔を思い出し、楽しんだ。

今日 お世話をしてくださった学生さん達は、来年の今頃は、先生になられている。

最後に並んで、大きな夢を語ってくれた。

その姿は、今摘んだ少々不揃いだが、
真っ赤で可愛いイチゴのようで…

愛おしく感じた。

ガンバレよ!…と応援したくなった。








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