5月17日
雨の心配のない快晴のお天気。☀️
一昨日、SMSで、辻が花染めの展示会があるのを知り、
久しぶりに北野坂のギャラリーに出掛けた。
勾配8%の坂は、いつ登っても厳しい。
ギャラリーの前で、息を整えてから入った。
辻が花染め…といえば、
久保田一竹さんの着物が思い浮かぶ…が、
一竹辻が花染…と名付けられているように、
本来の辻が花とは技法も違う…のだと、
説明に出て来られた若い(私に比べれば…)作家さんに教えてもらった。
教えてもらってみると、
鮮やかな彩色は無い。
濃淡の墨の細い線で、花の輪郭が描かれている。
辻ヶ花染は、絞り染めである。
帽子絞りをした中に、花などの図柄を手描きして加えている。
元々、桃山時代に栄えた染色技法だが、
友禅染めが出始めると衰退して、
辻ヶ花染めは、「幻の染め」と言われるようになった。
今、目の前で見ると、
その時代を知らないが、懐かしい気がする。
その色合いも、図柄も、遠い昔の歴史が伝わってくるような…。
NHKの大河ドラマ(家康のドラマ…)の着物を、
今日説明してくださった作家さんが、
染められた…そうだ。
(凄い👍)
ずいぶんお話を聞いて、
ますます、辻が花が気になり、
ワークショップを体験させてもらった。
筆で細い線を描くのも、
グラデーションのボカシも、慣れないと難しい…
が、もし練習して、描けるようになれば、
グッタの細い線描きでは出せない
繊細さや柔らかさが表現できる…はず。
最近、染色の展示会が少ない…ので、
今日、辻が花染めに出会えたことは、
すごくラッキーな事…だったと、
一日中ワクワク、ウキウキしていた。
こんな歳になっても、
新しい出会いがある事が、嬉しい。😃
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