5時半の朝散歩
ムシムシする空気は
今日も暑くなりそうな予感がした。
いつもの朝散歩で見る街路樹は、
すっかり緑を濃くし、
逞しくエネルギッシュになっている。
梅雨開けも間近のようだ…な。
昨日は、足を痛めてから、初めての遠出をした。
遠出…と言っても、大阪まで、電車で…だが。
先生からは、10の内2程度のウォーキングを許されたのを、これ幸いにと、
百貨店で、お中元を注文した後、
同じ階で開催されていた
「匠の手しごとフェア」をウロウロした。
久しぶりに眼にする匠の伝統の技に
足のことを忘れて、ワクワク😀
藍染の作家さん
有松絞りの浴衣生地や藍染の洋服などを出品されていた。
有松絞りも、伝統の絞りが出来る人が少なくなり、
この技法は、この一枚が最後の作品です。
と聞かされると、
手絞りの技が消えていくのは、
非常に勿体無くて…
地団駄を踏むような思いがするが、
一針一針 糸で絞っていく手絞りは、
集中力や根気と、多くの時間を要する手間のかかる技法で、
そんな伝統を継ぐ若者は居ないのだろう。
それに今、数千円で買える浴衣…に、
数十万を出す人も、少なく、
需要がなくなっているのも事実。
いいものは良い…とわかるけど。
そのほか、家具や漆器、硝子、アクセサリー、等等、
香川から出店されている若い染色作家さん、
糸目糊の実演をされていた。
興味があったので、のぞかせてもらい、
話を聞かせてもらった。
家は代々大漁旗や神社ののぼりなどを染めているそうだ。
展示されている作品を良く良く見ると、
見覚えがあった。
「あっ!栗林庵に置いてますよね」
…懐かしい
佐竹先生と栗林庵でワークショップをした時に、何度も目にしていた。
見覚えのある鮮やかな色彩と共に、
あの頃のことが、
走馬灯のように蘇って来た
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しんみり。
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ブラブラしながら、刷毛屋さんで、
刷り込み刷毛と細い面相筆を購入した。
阪神百貨店を出て、
阪急百貨店の10階の梅田スークへ、寄り道した。
ここは、新しい若い作家さんの作品がたくさん見られる。
その中で、型染めの手拭いを染めている若い作家さんに会った。
デザインや染めを自分でされているとのこと。
何代目ですか?…とお聞きすると、
家は染色には関係ないそうで、
武蔵野美術大学を出られて、地元の広島で染めをされていると。
手拭いのデザインが可愛い。❤️
それを使ったブラウスも展示されていて、
私の好奇心に火がついた。
たくさんある中から、迷いに迷って、
一枚手拭いを買った。
1,800円と少しだった。
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さあ、これでブラウスを作るぞ!
服ばかり増えても、困るのだが…
伝統を守る若い作家さんに会えたり、
新しいアイデアを頂いたり。
楽しい1日だったが、
歩き過ぎたかな…。
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