きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

りんご狩りと西照神社

2014-09-15 15:10:31 | 田舎日記
りんご狩りに行こう‼︎…と、Mちゃんが誘ってくれた。🍎
どこに行くの⁉︎ 長野????
まさか、徳島の脇町でりんご狩りが出来るとは、思っても居なかった。
脇町の中心、うだつの町並みとは反対に、車は山の方に走っていく。
車が、上へ上へと登って行くにつれ、山の木々は黄色く色付き始め、ススキや萩が、早い秋を感じさせてくれる。🍁
走ること、おおよそ1時間。
標高600m迄登った所に、横倉観光りんご園が有った。

流石に、半袖では、ヒンヤリする高さだ。
こんな山奥なのに、日曜日の性か、想像を越す混雑ぶり。
入園を諦め、りんごだけ買って帰ることにした。
途中、予定には無かったが、
行ったことが無いのなら…と、大滝山の西照神社に連れて行ってくれた。
りんご園から、まだ上へ、
阿讃山脈の山頂、標高946m
大滝寺の横に立派な建物の西照神社が有った。


境内に入ると、神社の方が来られ、神社の説明や案内をしていただけた。
祭神は、天照大神の御弟、月読尊だそうだ。
神社は古く、鳥居の横の灯籠は享保年代に建てられたもの。
境内には、灯明杉や巨木(45m有るそうだ)が生い茂り、
何処と無く身の引き締まる雰囲気がする。



神社の方に導かれるまま、正面に社殿を見て、巨木の下に立つ。

そこが神気を感じられるスポットなのだとか…。
そこで、かざした手に、熱いパワーを感じる不思議な体験をした。
神気が感じられるのは、四国では、ここ西照神社と、剣山の上の神社(名前を忘れたが)の2箇所しか無いとのこと。
身体いっぱいに、パワーをいただけた気がする。

ついでに寄った神社だったが、
人に出会い、古い歴史に触れることが出来た。
これも、神のお導きだったのかな?…と感じながら、山を下りた。





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父の着物

2014-09-13 15:25:31 | 田舎日記
先月、母の着物をリメイクして、洋服を縫った。👚
スマホで撮った写真を、父に見せる。
「これ、お母さんの着物、
私がグリーンに染めて洋服に縫ったのよ!」
父は覗き込み、黙って頷いただけ…。

タンスの中には、父の着物も数枚有る。
「もう着られないから、好きな様に使ったらええ」と、言うので、
1枚出して来た。
1日の家事を終え、その着物を解き始めた。
1度も手を通して居ないのだろう、
しつけ糸がかかったままだ。
濃紺の着物は、縫い目が見づらく、老眼鏡を出して来てかけた。👓
一気に縫い目が見やすくなった。
その縫い目の糸にハサミを入れ、
糸を引くと、スーと糸が縫い目から抜けて行く。
急に胸にこみ上げて来るものがあり、涙が落ちた。😢
母も、今の私と同じ様に、老眼鏡をかけて、畳に座り、この着物を縫っていたのだろう。
丸まった小さな背中や、シワだらけの手を思い出すと、
一針、一針の糸の跡が、愛おしくて、愛おしくて…。
手で摩りながら、母の温もりを探していた。

私も、歳を取ったものだ⁉︎
何かにつけ、涙もろくなった。
私の背中で、コブクロの毎朝 ボクの横にいて” と言う曲が、
繰り返し繰り返し流れ続けている。
この曲を聴くと、自分の昔の失敗を悔やんで涙が出る。
お母さん!お母さん!心配ばかり掛けましたね!
親孝行したい時には、親は無し…とは、よく言ったものだね。
あぁ~母恋しい‼︎
秋の夜風の性なのか?







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青シソで作ったシソジュース。

2014-09-08 14:23:50 | 田舎日記
父の庭に1株だけだが、シソが植えられている。
植えられたのか? タネが飛んで来たのか?…父には、確かめていないのだが…
それが立派な葉を、たくさん繁らせている。
薬味に使うだけでは、使い切れない。
さぁ~ どうしたものか?
このままでは、草と一緒に抜かれてしまうだろう。

赤シソで、ジュースを作ったことは有るが、レシピを調べても、青シソでジュースを作るレシピが無い。
青シソで、ジュースは出来るのか?
赤シソなら、真っ赤なジュースが出来るが、
青シソでも、赤くなるのだろうか?
試してみたくなった。

作り方は、赤シソと同じ。

青シソの葉は400g有った。
2リットルの湯に、シソの葉を入れ煮出した。
赤シソは湯の中に色素が出ると、葉は赤色から、緑になっていく。
青シソの場合は、色に変化が無いので、どこ迄、煮出せばイイのか分からない。
10分程煮出して、葉を取り出し、
葉の2倍の量の砂糖を加えた。
粗熱を取り、クエン酸を20g加えると、わずかにピンク色に…。


1番最初に試食してもらうのは、父!
「赤シソで無いから、真っ赤に、ならなかったけど」…
少々言い訳しながら、父の前に出せば、
しばらくして
「これ、どうやって作った?」…と聞いて来た。
どうやら気に入ってくれたようだ。

6月には庭の梅で、梅シロップを作った。
8月には、トマトジャムを作った。🍅
冬には、金柑ジャムを作る。
今は、庭にすだちがたくさん実っている。
これも、薬味や、すだちドレッシングにする。
毎日、食べきれない程、ゴーヤが実って、佃煮や、ゴーヤチャンプルや、酢の物になって、食卓に出る。
今年は、庭の柿の木が沢山の実をつけている。
まだ青いが、上の方に少し色付き始めた柿を見つけ、
あれは、私の分⁉︎…と決めて、楽しみに食べごろを待っている。

田舎の不便ささえ我慢すれば、結構豊かな食生活が、送れそうだが…。
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大雨、洪水、そして雷‼︎

2014-09-06 17:01:54 | 田舎日記
田舎に帰って来てから、
不安定なお天気ばかりが続いていた。
雨のち晴れだったり、曇り時々晴れだったり、
または、曇り晴れ、そして突然の大雨だったり…と、
1日中晴れていた日が、1日も無かった。
今朝は、珍しく朝から陽が差していた。
「今朝は珍しいね。朝から、こんなにいい天気なんて!」
9時前に、父と一緒に遅めの朝食を取りながら交わした会話!
「分からんぞ‼︎ 朝は天気が良くても、最近は、急に天気が変わりよる。」…と、
父が言った通り、
昼過ぎから、ポツポツと降り始めた。
慌てて、軒下の洗濯物を取り込み、
「ヤッパリ、降って来たかぁ~」

そのうち、雨は本降りに…。
3時過ぎからは、遠くでゴロゴロと、嫌な音までし始めた。
雨は、ますます激しくなり、
天から、ダムの水を撒き散らしているかの様な激しさに…。
この時、徳島全県に、大雨洪水警報が出されていた。
突然、背中でドカ~ンと大きな音がして、
身体が数センチ浮いたかと思うほど、驚いた。
こんな近くで雷の音を聞くのは何十年ぶりだろう。
「びっくりしたわ~ぁ‼︎ 何処かに落ちた⁉︎」オロオロするばかりの私に
部屋から出て来た父が、
「危ないぞ!TVのコンセント抜いとけ!」🔌
いつも、食事以外は殆どTVの前でウツラウツラしている父も、
歳は93歳だが男…。
こんな時は頼もしく見える。
大雨と雷は1時間続き、5時過ぎには、少し激しさは収まったが、まだ降り続いている。
昨日、草取りをした畑は、水浸し。
耕運機で耕し、冬野菜のタネを蒔く予定だったが、
またもや、雨で流れた。







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切幡寺

2014-09-04 11:15:41 | 田舎日記
先日、田舎の父の家の近くにある切幡寺で、
お遍路ツアーで来ていた女性が、行方不明なったとニュースになっていた。

いつも、田舎に帰る時、高速バスの停留所まで迎えに来て貰っているタクシーの運転手さんが「うちのタクシーが、切幡寺まで乗せて行ったんでよ」と、
田舎では滅多に無い大きなニュースの一部始終を、興奮気味に話してくれた。

その切幡寺について、少し紹介します。
四国八十八ケ所の十番札所で山の中腹に有り、
333段の石段を登ると本堂に着く、そこから少し登ると国指定重要文化財の大塔が有る。

その昔、この山の麓に機織りの貧しい娘が暮らしていて、
そこに、弘法大師が現れ、綻びた僧衣を繕う為、布を所望すると、
娘は、織りかけていた布を惜しげも無く切り、差し出した。
これに感激した大師は、千手観音像を刻み、娘の願いを聞き、得度させると、
娘は身から、七色の光を放ち、千手観音に化身した。
そこで大師は、寺を建立し、
その寺を、得度山切幡寺と名付けたそうな‼︎!
境内には、右手にハサミ、左手に布を持った“機切り観音像”が立っている。

春と秋の縁日には、参道に屋台が出て、
小さい頃は母に連れられて、よく登った。
田舎を離れてからは、行く機会も無かったが、昨年久しぶりに登り、変わらない景色と、変わってしまった自分の足腰を再確認したばかりだった。

ここで、迷子⁉︎
地元の人には、迷うはずの無い道でも、
始めての人には、見知らぬ山路。
後で聞くと、閉鎖されている獣道の鍵を開けて、山奥へと迷い込んだそうだ。
見知らぬ土地でパニックになると、常識では考えられない行動をしてしまう様だ。
人ごとでは無い!
方向音痴の私も気をつけなければ…

行方不明から3か目に、無事保護された。
良かった‼︎
弘法大師のご加護か…?









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