
あれやこれやの試行錯誤の結果は、どうやら「素」に戻るような気がします。
周りの目を意識すると、どうしても受けを狙うようになるし、
売れることを目的にすると飾り過ぎになるのも自然です。
それが良いとか悪いとか言うつもりはありません。
自分の中で「何が目的か?」「何か違わないか?」と問うたときに、
次第に見えてくる、感じてくるものがありました。
利休の「侘び」や武蔵の「空」の境地に通じるのでしょうか。
いえいえ、そんなレベルには到底なれませんが、
何か、気持ちの中に軽い解放感を感じられるときがあるのです。
興味のない方からみればゴミと紙一重の作品たちの中で、
試行錯誤の日々がつづきます。