加齢と脳機能の衰えの関係
人間は歳を取るにつれて、様々な機能が低下していく。
脳機能も年齢とともに衰える一つであると思う。
「もの忘れがひどくなった」「機敏な身のこなしができなくなった」「頭の回転が鈍くなった気がする」などの実感は確かにある。
しかし最近の研究では、脳機能(知能)は年齢とともに向上するだけでなく、60歳を過ぎてピークを迎える知能もあるそうだ。
それは、人間の脳は歳を重ねることによって知識や経験といった情報が記録されていくので、むしろ知能は伸びていくという理屈のようだ。
ただし、ある程度の年齢になると、蓄積した知識を取り出すのに時間が掛かるようになる。
それは蓄積している量が膨大になったことも関係しているという。
それでは、脳機能(知能)を維持するためには、やはり日常生活が重要のようだ。
肥満や高脂血症、高血圧、糖尿病などの「生活習慣病」の予防することです。
そのためには「有酸素運動や筋トレなどの運動」と健康的な食習慣が重要のようだ。
結局は、脳機能による認知機能の低下を防止するには、第一に健康な身体作りに尽きると云うことのようだ。
これは、加齢による様々な機能の衰えの防止策と基本的に同じことのようである。