お兄ちゃん日記

2017年9月14日、今日からこのブログでやってみることにします。

現代社会での「自由」とは選択

2022-06-25 04:00:11 | 日記

現代社会での「自由」とは選択

 

「人間的欲望の本質は自由である」と言ったのは、ドイツの哲学者のヘーゲル。

ただ本能のまま生きている動物とは違って、人間は必ず「自由」に生きたいと思っている。

人類の歴史はその自由を求める戦いの歴史そのものである。

しかし、現代をとりわけ先進国に生きる我々にとって「自由」の価値はその本質を失ってしまったようだ。

つまり、現代の我々は過剰な「自由」の中で、むしろ酷く「不自由」を感じてしまうことがある。

また、過酷な「自由」競争の中で我々は、しばしば惨めな思いを抱かされてしまうこともある。

「自由」の名のもとに熾烈な競争を続けてきた結果、今や深刻な格差社会に至ってしまった。

「自由」は時には「平等」を破壊する。

所謂「自由」と「平等」の二律背反である。

現代の我々にとって「自由」は、もはや最高の価値ではなくなり、むしろ苦しめるものですらあり得る。

結局、現代社会の中で生きている以上、我々は「与えられる自由」や「勝ち取る自由」から選択する。

その中から自分らしく生きるための本質の「自由」を掴み取ることが大切である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時には「足りるを知る心」も大切

2022-06-24 05:31:23 | 日記

時には「足りるを知る心」も大切

 

人は欲しいを手に入れても別のものがまた欲しくなる。

一つの欲望が満たされると更に高いところを目指す。

車も小型車から高級車、アパートからマンションあるいは一軒家、毎月の収入が5万円多ければ、この病気さ

え治れば等のように。

しかし実現したものは既にあるものとして常態化するので次から次へと新たな欲が出てくる。

例えば、生活資金が同じでも「これで十分満足だ」という思いで暮らしている。

一方「こんなに少ないのか」と不満たらたらで暮らしているのとでは心のあり様が天と地ほど違う。

人生を見直したとき、前者と後者ではその充実度も幸福度も違ってくるはずである。

だが適度な欲望を持つことが心豊かに暮らすための秘訣でもあり生きる原動力になることも確かである。

しかし時には「足るを知る心」を持つことも大切な気がする。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人は群れることが好き

2022-06-23 04:24:38 | 日記

日本人は群れることが好き

 

日本には諸外国にはあまり見られない特性の一つに、群れたがるという習慣がある。

「日本人は群れる」ということに定評がある。

それは日本独特の同調圧力が、もたらしたと言われている。

典型的な群れである政党の派閥は、同調圧力で異なる見解を許さない。

子供であっても皆と同じようにしていないと、仲間外れになったり異端児扱いされたりするので、親も同調す

ることを勧める。

目立たず、同じことをする行動特性が、独特の価値観を生み出してきた。

では、何故日本人は群れるようになったのだろう?。

それは同質を求める教育制度にあり、多感な幼少期における長い集団生活の中で、同調圧力によって群れる習

慣が染み付いてしまうようだ。

これは機会平等ではなく、見た目平等なだけで、個性を伸ばすどころか潰してしまうことになる。

では同調圧力に負けないためには、孤独を好み、孤独に強い、所謂「孤独耐性力」を身に付けることである。

そして個性を認め伸ばす教育制度改革と、集団主義的な「群れ」から、個人主義的な「個人」へ勇気と自信を

持って脱出することである。

「孤独耐性力」を個人一人一人が身に付けて、その上で時として「個人の集合体」として群れることはあって

もいいと思う。

しかし、そこには同調圧力は存在しない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これから先、生きることは老いること

2022-06-22 04:08:41 | 日記

これから先、生きることは老いること

 

人間は高齢者になると、これから先少しでも長く健康で生きていたいという欲望は誰にでもある。

しかし、それは老いるということに等しい。

人間は、学生の頃から現役社会人時代までに、可能な限り様々な挑戦や冒険を体力や知力をフル稼働させて生

き抜いてきた。

高齢者になったからと言って老いるということに抵抗感を感じるのは当然である。

しかし今まで出来たことが出来なくなったり、頭で考えたことが直ぐに身体が反応しなくなったりする。

このように様々な老化現象が出てくるのを避けることはできない。

そう考えると、長生きをしたいのと、老化を認めたくない気持ちは矛盾してるように感じる。

人間は老いて尚、生きて生活している実感があり、老化により多少の不自由があっても心が豊かで楽しいと感

じることで、自分らしい人生を過ごしていけると思っている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再会しないで終わる人間関係

2022-06-21 04:23:59 | 日記

再会しないで終わる人間関係

 

長い人生の中で、自分の生き方に影響を与えてくれた人や成長させてくれた人を、思い出す時がある。

感謝の言葉も言えずに疎遠になってしまった人たち。

そんな大切な人たちに、その後連絡を取らないことに躊躇逡巡することもあった。

しかし現実の付き合いはその期間で終わったことである。

それよりも思い出に感謝し、相手が伝授してくれた心の財産を、いつまでも大切にすることこそ重要だと思っ

ている。

会えば懐かしいかもしれないが、その当時の輝きが色褪せてしまうことだってある。

思い出の財産を大切にしたいから、会わないで終わる人間関係、再会にしがみ付かない人間関係があってもい

いと思っている


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする